犬養チエコさんと一緒に
あなたもキレイになりませんか

第121回
コジコジから教えてもらったこと

いつもいい情報を教えてくれる友達から
おすすめの本を教えてもらいました。 
ちびまるこちゃんの作者、さくらももこさんの漫画で
「コジコジ」という漫画です。
初版はもう何年も前に出版されているみたいなので
知っているという人もいるかもしれませんね。

謎の宇宙生命体のコジコジが不思議な仲間達と
メルヘンの世界で繰り広げるギャグ&ファンタジーの物語です。
コジコジの外見ははかわいくて無垢なキャラクターですが、
その正体は天然物のバカなのか
何もかも超越した超人なのかあいまいです。 
皆に愛されて一目置かれています。

漫画の中でビビビーッときた箇所があったのでご紹介します。
コジコジは学校のテストでマイナス5点をとってしまいます。
どうして0点より低いマイナス5点かというと、自分の名前を
書き間違えたので本当は0点だったのに
減点されてしまったのです。 
先生は怒って職員室にコジコジを呼び出します。
コジコジは全然悪いことだと思っていないので、
先生がお菓子か何かをくれるかもしれないと思って
呼び出しに応じます。
そこで先生とコジコジの問答が続くのですが、
コジコジのあまりの無邪気さというか
とんちんかんな答えに翻弄された先生は
最後に一つだけコジコジに質問します。

先生 「・・・・コジコジ、キミ・・・将来 一体何になりたい
    んだ? それだけでも先生に教えてくれ。 なっ?」

コジコジ 「コジコジだよ コジコジは生まれた時から
      ずーっと。 将来もコジコジはコジコジだよ。」

私はこの場面を読んで、とてもジーンとしてしまいました。
『そうか。。。自分は何者でもない。自分なんだ・・・。』
私達は子供の頃からあまりにも色々な者になろうとしすぎて
いつの間にか自分であることを
忘れてしまっているのではないか。。と思ったのです。
幼児の頃は悪戯をしないいい子、
学生の頃はお勉強やスポーツができるように、
そしていい会社に入って、いい家庭を持てるように。 
または立派な人であるとか、綺麗な人であるとか。
無理に他の者になろうとしていつの間にか
自分らしさを忘れてしまったという人は少なくないと思います。

仕事をするのでも、お洒落をするのでも、誰かの真似をしたり
誰かの期待に応えたりしようとする前に、まず第一に
自分らしいことが大切だし、それは自然なのだと思いました。
自分であることは無理もいらないし、
なによりも強いということに気づきました。
自分らしさを大切にして生きている人は
どんな仕事をしても年齢をかさねても輝いてみえます。
自分の好きなことを知っていて、
行うことができるので満たされているし、
能力を無理なく発揮できているからかもしれません。
自分は自分以外の何者でもありません。


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