犬養チエコさんと一緒に
あなたもキレイになりませんか

第128回
帽子のおしゃれ

母は外出する時にはいつも帽子を被っています。
私の母は60代ですが、母くらいの年代の女性は
大抵帽子を被っています。
皆同じような帽子を被っているように見えます。
イトーヨーカドーやジャスコの帽子売り場に行くと
母達が被っているような帽子を沢山みかけます。
特に個性的なデザインのものではなく、シンプルです。
色も白、紺、黒、ベージュが基本で、
夏は綿素材、冬は暖かい毛の素材に変わります。
母によると、実用的で使いやすくて一番良いのだそうです。

『どうせならもっと素敵な帽子を選べばいいのに』
と私は思っていました。
ある冬に母と銀座のとあるデパートへ出かけました。
母に帽子をプレゼントするためです。
お洒落な帽子が沢山ある中で、最初は照れていた母が
次第に楽しんで帽子を選ぶようになりました。
そしてとうとうお気に入りの一つをみつけました。
帽子一つでこんなにも変わるのかと思う位、
母の顔の印象や全体の雰囲気が変わりました。

帽子は、夏には直射日光を防ぎ、冬には寒さをしのぎ、
風の強い日には髪がボサボサになるのを防ぎ、
白髪を染め忘れた時には白髪隠しにと大活躍です。
私も母と同じように、いつの頃から外へ出る時には
帽子を被るようになりました。
特に朝の犬のお散歩には欠かせません。
防寒と同時に、ノーメイクの顔もカバーできるからです。

機能的な役割を求める以外でも、おしゃれの遊びとして
帽子を選ぶようになりました。
時には自分に全然似合わない帽子を選んでしまって、
家族に見せたら大笑いされたという失敗も
何度かありましたが、
こりずに色々な帽子にチャレンジしています。
街で帽子をかっこよく被っている人を見かけると
ついつい目で追ってしまいます。
稀にとびきりの美女を見かけることがあります。
どんな顔立ちかは分かりません。
帽子の蔭で見えないのです。
見えないので美しいものを想像してしまいます。
見えない部分が神秘的な魅力を醸し出しているのです。
見えそうで見えないという微妙なバランスが大切です。
帽子の蔭を計算し、美しく使いこなせたら
一歩美女に近づけそうです。


←前回記事へ 2003年12月4日(木) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ