第134回
心の美しさとは

キムタク（木村拓也）とシズカ（工藤静香）の娘さんの
お名前は、心美しい人に育ってくれるようにという願い
を込めて「ここみちゃん」と名付けられています。
外見重視の芸能界の真っ只中にいる二人ですら、
心の美しさを尊んでいます。
いや、外見重視の世界に住んでいるからこそ
内面の美しさがいかに大事なのか気がつくのかもしれません。

外見の美しい人は、周りの人を楽しませてくれます。
心の美しい人は、周りの人を幸せにしてくれます。
外見の美しさと、心の美しさと両方を磨けば磨くほど、
周りの人がより楽しく、より幸せな気持ちになるのですね。
それは結果として、楽しくて幸せな気持ちの人達に
囲まれるという幸せな状態となって自分に返ってきます。
つまらなそうで、不幸な気持ちになっている人に
囲まれて暮らすのよりは断然いいですよね。

心の美しさとはどのようにしたら磨かれるのでしょう。
第一に心が美しいってどういうことでしょう？
それは、愛がある人です。
自分自身にはもちろん、周りの人にも
愛を持って接することができるかどうかだと思います。
いつどんな時でも人に対して優しくするとか
そういう表面的なことではなくて、
愛を持って接しているかどうかです。

「愛」が大事だって分かっているけど、
結局なんだかよく分からないという人もいると思います。
私も愛については何か知っているのかと聞かれれば、
実は何も分かっていないような気もするし、
なんとなく分かるようなそんな程度なんです。
愛についてたくさんの映画も本も見ましたし、
人が話しているのを聞いたりしました。
その中で心に残ったものがあります。

あなたはこの世でたった一人の大切な存在です。
同じく他の人もこの世にたった一人の大切な存在です。
あなたが喜んだり、悲しんだりするのと同じように
他の人も喜んだり、悲しんだりするのです。

そういう事にまずは気がつくことだと思います。
自分だけが大切となると、「自分さえよければいい」という
愛のない人になります。
たとえば、バーゲン会場で人を掻き分けて
超目玉商品のワゴンに駆け寄り、
商品を全部一人で買い占めたらどうでしょう。
他の人も同じくらい欲しかったのに、
それを無視してしまいました。　
そこには愛がありませんね。
心美しくありませんね。
愛があれば、他の人と仲良く分け合えたことでしょう。

かくいう私も、スーパーや立食パーティーなどで
心美しくない失態を犯すことがあります。
まだまだこれからです。