第161回
とんこつラーメンは美肌食

ラーメンが好きです。
味噌でも醤油でも塩でもとんこつでも何でも好き。
胡麻とラー油がたっぷりときいた坦々麺もいいですね。
おいしいラーメン情報を教えてもらうと嬉しくなります。
塩分とカロリーが気になる所ですが、ラーメンには
「無性に食べたい！」という衝動に駆られる魅力があります。

私はラーメンを味わう楽しみ意外に、
ラーメンを美容食として食べる事があります。
美容食としてのラーメンは「とんこつラーメン」と決めています。
なぜならば、豚骨を何時間も、店によっては十何時間もかけて
じっくり煮込みに煮込んだエキスには
豊富なゼラチン質が含まれており、
ゼラチン質には女性のお肌をぷりぷりに保つコラーゲンが
たっぷりと入っているからです。
聞きかじりですが、とんこつスープは、
中国で“滋養（げんよう）スープ”と呼ばれる程
滋養強壮にも富んでいるとか。
このコラーゲンと栄養たっぷりのスープを肌が疲れたり、
乾燥気味だなあと感じた頃に食べるのです。
へたな美容液を塗るより美肌効果てきめんです。

よくとんこつラーメン専門のお店などに入ると、
店に足を踏み入れた途端に
床が脂でぬるっとすることがありますが、
私にとっては豚骨が厨房の大鍋でグラグラグツグツと
何時間も煮えたぎっている何よりの証拠に思えます。
出来立てのとんこつラーメンから上る
アツアツの湯気を顔全体に浴びると、
それだけで冬の乾燥でシワシワカサカサしたお肌が
しっとりとし、つややかになります。
（これは湯気と脂が皮膚にかかっているからだと思いますが。）
そして、とろ〜っとしていてコッテリした味わいの
スープを飲みながら、
「このとろとろの中にコラーゲンが
いっぱい入っているんだよねーっ！」と一人悦に浸ります。

そうしてラーメンを食べて一晩寝ると、
朝にはお肌がぷるぷるになっているのです。
果たして私の思い込みなのか、
単に脂っこいスープがそうさせたのか
栄養学的なことはよく分かりませんが、結果がそうなのです。
そんなに効果があるのなら毎日でも食べたいくらいなのですが、
なにせとんこつラーメンはカロリーと塩分が高いのです。
そういう訳で、お肌がくたびれたと感じた時に
食べるという具合でせいぜい一月の間で１、２杯程度でしょうか。
鶏がらを煮込んだスープを使ったラーメンも
コラーゲンをたくさん含んでいるようなので、
今後開拓していきます。
とんこつよりもカロリーが低そうですから。

ああ、何だかラーメンが食べたくなってきました！