石原新さんが歩む21世紀型日本人ビジネスマンへの道

第60回
駐在員、という人生

あなたは海外で働きたい方ですか?
それとも国内で働きたい方ですか?

海外に4年もいると、
いろいろな駐在員家庭の方々に巡り合うチャンスが出てきます。
我が家のように、
「今回が初めての海外勤務」というご家庭もありますし、
「台湾に来る前はジャカルタにいました、
その前はシンガポール...」などといろいろな場所を
「転戦」されて来ているご家庭もいらっしゃいます。

一つ印象としてあるのは、
一回の駐在期間が長期化の傾向にあるように思えるのと、
一度駐在を経験された方は
その後も海外勤務を命ぜられる確率が高いように思えます。
特に日本と海外を行ったり来たり、というより
海外をぐるぐると回られている方々が多いように見受けられます。

本社からしてみれば、
海外勤務はどの社員でもできるような職務でもないし、
実際派遣するとなると、
サラリーの問題や住む場所・教育・安全面の配慮他を考慮して、
派遣手当て等コストはざっと見積もっても国内の2倍はかかる、
ならば慣れている人に長期間、
あるいは複数の国に跨っていってもらう方が
コストパフォーマンスからみて好ましいと思えるのでしょう。

海外勤務を出世への花道と見るか、
それとも左遷と見るかは
それぞれの会社や該当の方々により
受け取り方はさまざまと思いますが、
ビジネスのグローバル化がこれだけ進んだ今日、
日本の文化・慣習、それから赴任した国の文化・慣習を理解し、
ビジネスの成功に向かってそれらの溝を埋める語学力を含む
コミュニケーション能力を備えた人間は企業によって不可欠で、
「駐在専門」という職種が
独立してもおかしくないような気がします。

私の場合、台湾企業なのでもはや「駐在員」とは言えませんが、
国際空港の待合室に座っていても、
駐在家庭と思しき方々を見かけるたびに
同志に巡り合ったような気分で、
「がんばってください」と声をかけたくなります。


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2005年4月29日(金)

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