石原新さんが歩む21世紀型日本人ビジネスマンへの道

第78回
中国語 漢字の変換方法知ってますか?

あなたは漢字、どのくらい知っていますか?

日本の当用漢字は1,850字、
常用漢字は1,945字、教育漢字は1,006字だそうですから、
日本人は少なくとも約1,000字以上の漢字が書けるハズ?ですが、
中国の人たちは一体どれほどの漢字を知っているのでしょうか?

漢字の起源は言わずもがな中国にあり、
清の時代、1716年に編纂された「康煕字典(こうきじてん)」には、
49,000余りの漢字が収録されているということです。
時代を下るとともに、
漢字を使う各国政府の政策により簡略化や使用制限が行われ、
体系が枝分かれして行きました。
現在、台湾や香港ではより伝統的な「繁體字」、
中国大陸やシンガポールでは
簡略化された「簡体字」と呼ばれる字体が使われています。

中国語フォントのベンダーである
方正(ファウンダー)株式会社によると、
例えば、繁體字フォントの
BIG5という文字コード体系では13,053字、
簡体字フォントのGB2312では6,763字が登録されているそうです。
これだけの字数を覚えるのも大変ですが、
書いたり、パソコンに入力するのはもっと大変そうですね。

繁體字の場合は、
ボポモフォという注音(つぅーいん)記号を使って
変換していきます。
キーボード上のキーの一つ一つに
ひらがなと同じ要領で
発音記号と四声のマーク(上がり下がり)が印刷されており、
キーを打ち込んでいくと
相当する漢字の候補がモニター上に映し出され、
そこから選択する仕組みになっています。

従って、一つ一つの漢字に対応する
発音記号の組み合わせを覚えていないとタイピングができません。
また、例え注音を知っていても打ち込みが面倒くさい、
というユーザーのためにスタイラス(ペン)で文字入力ができる
パッド付き認識ソフトが出まわっています。
私にとっては便利なシロモノですが、
逆に発音記号を何時までたってもなかなか覚えられない
原因になっています。


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2005年5月25日(水)

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