石原新さんが歩む21世紀型日本人ビジネスマンへの道

第96回
Computex Taipeiも時代とともに変わります

台湾を代表する、また世界三大IT展
(後の二つは、今は無きラスベガスのComdexとドイツのCeBIT)の
一つに数えられるコンピュータハードウェア関連の展示会、
「Computex Taipei」が今年も5/31から6/4まで開催されました。

今年で25周年を迎えた同展示会ですが、
国内外からの出展者数は1285社、
通称「世貿(すーまお)」と呼ばれている展覧会場の
No.1からNo.4までのホールを、
2852コマの展示ブースが埋め尽くしました。
海外からのバイヤーは2万8千人、
全体では12万人を超える人々の来訪で賑わったようです。

展示会というと
何か全く新しいモノを世の中に披露するような印象がありますが、
これまでのComputexの場合、
マザーボード・チップセット・パソコン周辺機器・パソコン筐体
などなど、「世界のコンピュータ工場」として
量産準備完了となった製品群を展示し、
訪れたバイヤーが買い付け、商談を行うといった、
正にトレードショウといった性格を有していました。
しかし、近年では名実ともに世界レベルとなった大企業を中心に、
大きなブースでは
華やかなデコレーションや女性コンパニオンによるデモ等が行われ、
よりショー的な色彩を強めています。

きれいなお姐さん達を眺めるのもよいですが、
私はいつも小さなブースが並んでいる場所を重点的に回ります。
ちっぽけな会社でも稀に掘り出し物があるからですが、
マウスやキーボードなど本当にたくさんの会社が扱っていて、
「この会社どうやって飯を食っているんだろうな・・・?」
と他人事ながら心配してしまいます。
また、今年の場合はMP3プレーヤーが流行で、
猫も杓子もという勢いで出展しているのは、
いかにも台湾らしい風情です。

それと、この時期怪しげな、
もとい、いろいろな国の人々とお目にかかれるのも、
もう一つの楽しみです。
わが社には、先日リビア人のお客様が見えました。
どなたの紹介状で入国できたのか不可思議でしたが・・・。


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2005年6月20日(月)

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