石原新さんが歩む21世紀型日本人ビジネスマンへの道

第120回
台風の季節

昨年は、台風がなぜか北に逸れることが多くて
日本の方々にはお気の毒でしたが、
今年は早速大型のが台湾に真っ直ぐ向かってやってきました。
台風は北京語で颱風
(たいふぉん、タイフーン、に似ていますね...)、
今回のものは「海棠(はいたん)」と名づけられていますが、
結構強くて、
4年前に台湾を襲った「納莉(NARI)」に似ていると言われています。

2001年9月というと、
ちょうど私が台湾に赴任してから半年ほど経った頃でしたが、
納莉は東シナ海を彷徨った後南下して台湾上空に17時間も居座り、
多いところでは1,000ミリ以上の大雨をもたらしました。
この雨で、台北市では中心部が水没(腰上くらいまで)、
南京東路や忠孝東路あたりが一番ひどく、
当時そのあたりに住んでいた副総経理の譚(タン)さんは、
停電と断水のため、一週間ほどホテル暮らしを余儀なくされました。
また、地下鉄(MRT)に大量の雨水が流れ込み完全に機能停止、
こちらは全線復旧するのに半年くらいかかったと記憶しています。
台北は公共の交通機関が発達していないため、
私の場合、
会社に行くのに地下鉄が使えないとバスを乗り継いでいくしかなく、
通常一時間かかるのが倍の二時間かけて通った記憶があります。

ところで、台湾では台風上陸が確実になると、
政府から次の日の官庁や銀行・学校をお休みにするかどうか
決定が下されます。
義務ではありませんが民間の企業もそれに倣うので
一斉休業と相成りますが、
この前後で最も忙しくなるのが、スーパーやデパートです。
まず、台風が来る前ですが、
日ごろから外食ばかりしている人たちなので家に蓄えがありません、
防災用品もあわせて買い溜めに走ります。
今回は週初めの上陸となったので、
日曜日のスーパーは大変な賑わいを見せていました。
また、たまに台風の進路予想が外れたり、
風雨が大したことなかったりすると、
なぜか家にじっとしていられない台湾の人たちは
どこへ行くかというと、デパートやカラオケに向かいます。
お店の人たちも心得たもので、
しっかり店を開けてこれらのお客様を待ち構えております。
商魂逞しいですね。


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2005年7月22日(金)

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