石原新さんが歩む21世紀型日本人ビジネスマンへの道

第122回
孤独な職業

「社長は孤独な職業」、と言われますが、
彼らはどのようにして
その双肩にかかる負荷を軽減しようとしているのでしょうか?

まず、全ての事柄について意思決定に自分が係わるのではなく、
社内の誰かに委ねる事柄を決める。
但し、一旦委ねた事柄に関しては、
例えその決定内容が自分の意思に沿わなくても
それを尊重しなくてはならない。

次に、仕事の内容に関し、助言してくれる家族を持つ。
または、助言には至らずとも、
少なくとも仕事の内容を理解し、支えてくれる家族を持つこと。
そのために、家族第一主義とはいかなくとも、
どこかで家族と過ごす時間を必ずキープしておかなければならない。

第三に、社長にとっていつも悩ましいのが、
来るべき仕事のために休暇を丸ごとキャンセルするか、
予定を短縮しなければならなくなること。
先のことを心配してオチオチしていられないのなら、
いっそのこと仕事を休暇に持っていく。
その代わり、毎日朝のうちに
どうしてもこなさなければならない仕事だけを済ませ、
あとは堂々と休みを楽しむ。

第四に、もし忙しくて人間ドックに行くヒマも無いというなら、
社長仲間同士で
定期的にヘルスチェックの結果を比べあうという手がある。
仕事ではなく自分の健康度アップに役立てるためなら、
競争心理を利用するのも悪くないかもしれない。

最後に、すべての時間を仕事に注ぎ込むことが、
必ずしも会社にとってよいこととは限らない。
例えば趣味などを通じて、
仕事以外の世界がどのように動いているかを見ることは、
視野狭窄に陥らない良い手立てといえる。

ストレスをを低減する方法のいくつかをあげてみましたが、
忘れてはならないこと、
それは結局、最終的な責任は社長にある、
ということです・・・。


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2005年7月26日(火)

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