石原新さんが歩む21世紀型日本人ビジネスマンへの道

第128回
また子育てへのご意見をいただきました

私のコラムをいつも読んでくださっている方から、
「父親」についてメールをいただきました。
その方は、ご自身の経験を紹介くださった上で、
「息子さんはお父さんと一緒に
スポーツやったりしたいのではないでしょうか?
それに、何かお父さんから、一言でもいいから、
誉め言葉を掛けてもらいたいのではないのではないでしょうか。
息子さんは父さんに甘えたい、
他の言葉で言えば、父さんの愛情が欲しい。
という事になるでしょうか?」
とのコメントをくださいました。
ご心配下さってありがとうございます、

私ども両親としては、成績が悪いことを直接問題視はしていません。
むしろ、

1.約束が守れない、
2.犯してしまった誤りを素直に謝れない、
3.それを繰り返してしまう、

ことが問題だと思っています。
日本のカウンセラーが面接で
子供にそれぞれの親のイメージを尋ねたところ、
父親に対しては、「助けてくれる」だったのに対し、
母親に対しては、「(怒られるのが)とにかく怖い」
というものでした。
「怒られるのが怖いのならどうして改善しようとしないのか」
と普通は思いますが、
そこに問題が隠れているのではないのかと思うのです。

母親の方は、規律を重んじるので、叱るのとともに、
時とすると体罰も加えていました。
しかし、それはあくまでも同じ過ちを二度と繰り返さないで欲しい、
という願いからであったのですが、効果がありませんでした。
同じような問題を何度も起こすので彼女の怒りがエスカレートし、
そのようなイメージを植え付けたとも言えます。

私の責任は、
「共に過ごす時間が週末以外あまりとれない」ということ。
「Raising Boys」という本に、
「もしあなたが慢性的に週55〜60時間働いているなら、
子どもが問題を起こすのはあなたのせい。」
と書かれていました。
母親か子どものどちらかに一方的なガマンを強いることなく
現状を抜け出すことができるかどうかは、
私次第だと思います。
自分は逆上することなく、冷静に会話を尽くすことによって、
彼の気持ちを理解することができるかどうか、
彼がサマースクールより戻ってきてからが勝負です。


←前回記事へ

2005年8月3日(水)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ