石原新さんが歩む21世紀型日本人ビジネスマンへの道

第134回
海外赴任者の家族旅行

我々が台湾に始めての海外勤務地として赴任したのは
2001年のことですが、
台湾だけに限らず他の国々でも
海外勤務(エキスパット)経験の長い先輩方がたくさんおられ、
旅行に関するノウハウの蓄積は流石、といえるものです。
また、旅行に対する姿勢、
というか心得・度胸のようなものも敬服するものが多々ございます。

私のかみさんなんぞ、
子どもが小さい間は他のお客様の迷惑を恐れ、
面倒見ること自体の大変さも相俟って、
日本に帰るだけでも私の同伴なしには、
飛行機に乗る勇気がなかったのですが、
国際結婚されている知り合いの奥様などは、
ダンナ様の実家がある、
パリまで片道8時間の道のりを母一人、
乳児一人で里帰りされたりしていました。
お子さんの方もエライといえばエライのですが、
お母さんの方も「大丈夫よ〜」などといたってイージーな感じで、
肝っ玉の大きさを感じます。

台湾からは、東南アジアが近く、
また旅費も安く上がるので旧正月や年末・年始、
また夏休みや春休みに海外旅行される方が多いです。
残念なことに2002年にはバリで爆弾テロ、
昨年暮れにはプーケットやモルジブ等のリゾート地で
津波による大規模な被害が起こってしまいましたが、
その後客足が遠のいてしまって経済が落ち込んでいる時に
真っ先にそこに旅行される方々がおります。
ボランティアによる援助も大変重要ですが、
実際にお金を落とすこともこれまた重要で、
表面的な同情心に惑わされることなく
クールに行動される姿(ポリシー)に敬服します。

最近は各航空会社のマイレージ競争が激しくなり、
乗るだけではなく、
買い物するだけでもどんどん点数を貯められる様になり、
出張の多い海外勤務者は
それだけアワード獲得のチャンスが増えます。
私なぞは場当たり的に
いくつかの航空会社に跨って利用している結果、
各社中途半端な点数になってしまっておりますが、
きちっと絞り込んで
毎年家族での海外旅行に充てていらっしゃる方々が
いらっしゃいます。
役得といえば役得ですが、使えるものはきっちり使いたいですね。


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2005年8月11日(木)

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