石原新さんが歩む21世紀型日本人ビジネスマンへの道

第137回
アメリカのサービス業/現場から

忙しい中での夏休みと、
あまりできないかみさんの母親孝行を兼ねて
10年ぶりにロスアンジェルスに遊びに来ました。
前回はアナハイムのディズニーランドに入り浸りだったので、
今回はいろいろなところを周ろうということで、
旅の前半はダウンタウンに泊まることにしました。

日本からの航空便は、
午後に出て現地に同日の朝着くいつものパターンでした。
今回はJTBのパックにしてみましたが、
空港についてから市内観光して
チェックインするものと思い込んでいたら、
もともとホテル直行の日程だったらしく拍子抜けしてしまいました。
時間が早かったのでチェックインの可否がわかりませんでしたが、
オプションの市内観光は昼前まで待たなければならないというので、
シャトルバスでとにかくホテルに向かうことにしました、

ウィルシャーグランドという、
オフィス街の真ん中にあって大型のホテルでしたが、
日曜日のせいかあたりは閑散としており、
エントランスにも人気がありませんでした。
荷物を運んでもらおうと思ったのですが、
一人しかいない様子のボーイさんは他のお客様の相手に手間取り、
待てど暮らせどこちらに来てくれそうな気配がありません。
仕方がないので自分たちでフロントまで運ぶことにしました。

フロントでは、2名のスタッフが受付にあたっていました。
ヒスパニック系の女性で、
私たちが到着したときは列待ちはなかったのですが、
チェックインの処理を待っている間に後ろを振り返ると
たちまち5、6人の行列が出来てしまっていました。
動きが致命的に緩慢、というわけではないのですが、
端末処理の待ち時間が長いような気がしました。
ホテル経営も大変だと思いますが、
お客様と面と向かっている場面で
何が起こっているかということを把握できないと、
大変なことになるなぁと改めて感じました。

あと、「従業員を家族と思う」経営者が再建中のバーガーキングは
実際どうかなぁ、と買いに行ってみたり、
最近は遊びに行っても、
会社や店の経営の実際がどうも気になってしまいます。


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2005年8月16日(火)

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