石原新さんが歩む21世紀型日本人ビジネスマンへの道

第138回
ムスコ帰る

上の子(中学校1年生)が、
アメリカでのサマースクール参加を終えて家に帰ってきました。
親元から離したのも初めてなら、寮生活も初めての経験でしたが、
あっという間の一ヶ月あまりでした。
行くときはやはり心配でしたが、
帰りの方は、「まあ、行けたんだから帰って来られるだろう」
ぐらいの心境でしたから、やはり人間慣れですね。

帰ったその日とその次の日は、
ひたすら学校での楽しい思い出(もちろん勉強のこと以外)、
週末の旅行や学校でのスポーツ活動のこと、
向こうでできた友達のことなどをひたすら話し続けていました。
親としては、過去の反省もあり、
まずは聞き役に徹することによって
何らかの変化の有無を窺い知ろうとしました。
本音を言うと、1ヶ月そこそこでは、
何かのきっかけをつかむことはあっても
変化はほとんど期待できないな、と思っていましたが・・・。
それと、その後のロスへの家族旅行の間に
子どもと長時間接することができるので、
読者の方々からいろいろとご指摘いただいた点を
確認したいと考えていました。

一週間いっしょに過ごして再確認した点は、以下の3つ。

1.文脈が読めない:
  例えば、「エリックってどういう人?」
  という質問をされたときに、前後の関係から、
  a.どんな関係かを聞かれているのか?
  (答:サマースクールでできた友達)
  b.どんな性格なのか?(答:活発で明るい子)
  とか場の雰囲気を読んで答えることができない。
2.落ち着きが無い:
  とにかく、一緒にいると「他動症」ではないかと思うほど、
  ちょっかいを出してくる、物言いを聞いていると、
  小学生ではないかと思い違えるほど・・・
3.自分の落ち度を受け入れられない:
  とっさに「ごめんなさい」がでない、
  親として納得いき難い言い訳・・・。

これらが親の責任だとすれば、
小さいときから
あまり一緒の時間を過ごしてこなかったツケだとも言えそうですが、
これからその時間をなるだけ確保しようとすると、
「仕事中毒人間」にとって最大の試練、
仕事と家庭教育にかける時間をどのようにバランスさせられるか?
という、基本的な問題にたち返ってしまいます・・・。


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2005年8月17日(水)

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