石原新さんが歩む21世紀型日本人ビジネスマンへの道

第150回
一期一会

いつかネタが切れてしまうんじゃないか?
こんなつまらなくて読者から「止めろ」とメールが来ないか・・・?
びくびくしながらの8ヶ月あまりでしたが、
何とか最終回を迎えることができました。
これもHiQ編集部、
特に担当の安念様のきめ細かいご指導と励ましのお陰でございます。
安念様、本当にお世話になりました。

このコラムを書くようになって、正直本当に大変でしたが、
書くことは私にとって、とても為になりました。

1.まず、当然書くためにはネタがなければならない。
  そのため、自分の知識・智慧の泉に蓄えがないとなりませんし、
  これをどんどん吐き出していってしまいますから、
  またどんどん補充しなければならない。
  そうすると外部への関心が自ずと高まってくる。
2.で、実際に書くとなると言いたいことをわかりやすく
  800字あまりにまとめなくてはならない。
  これは邱先生に随分怒られた点でいまだに未熟ですが、
  こう言ってはなんですが、私にとって良い訓練になりました。
3.最後に、常に読者の方々を意識しなければならない。
  書く前は「自分のために書こう」と思っていましたが、
  書き出してからはアクセス数に一喜一憂する日々でした。
  これは、読者の方々に媚びる、ということではなく、
  自分の考えていることと、読者の方々の興味に
  どれだけのズレがあるかを知る意味で
  非常に良い体験になりました。
  実際、かなりずれていることがわかりました。

私の尊敬する田坂広志氏の言葉を借りますが、
8ヶ月も一瞬なら、人の一生も一瞬です。
その一瞬にこのコラムを通じて皆様にお会いできたことを
深く感謝いたします。

一日、一日を本当に一生懸命生きているか?
明日死んでも悔いはないか?
と聞かれたら、正直まだ「はい」と言い切れません。
しかし、時間は容赦なく流れていきます。
本当に濃い時間を過ごせるようになるには
もっと精進が必要だと考えています。

台湾での暮らしぶり、経営をしながら
私なりに考えたことが少しでも皆様のお役に立てたのなら、
これ以上の幸せはありません。
会社がうまくいく限り台湾に居座るつもりですので、
こちらにお越しの際は、声をおかけください。

ごきげんよう、さようなら。


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2005年9月2日(金)

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