服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第166回
襟はスプレッド、結びはハーフ・ウインザー

フレッシュマンにふさわさしいシャツの襟型は
何だと思いますか。
私はスプレッド・カラーだと考えています。
ウインザー・カラー、カッタウェイ・カラー、
あるいはワイド・スプレッド・カラーなどの名前で
呼ばれることもあります。
要するに、襟先が大きく左右に拡がったスタイルのことです。

ワイシャツの襟型は細かく数えていけば
10や20はあるだろうと思います。
でも、そのなかでもっとも初心者に適しているのは、
スプレッド・カラーです。
なぜなら襟元がすっきりと上着の襟の下に
収まってくれるからです。
レギュラー・カラーやロングポイント・カラーの場合、
時として襟先がはね上がってしまうことがあります。

もちろんタブ・カラーやピン・カラー、
あるいはボタンダウン・カラーなどは
しっかり留めてしまうので、
襟先がはね上がるようなことはありません。
けれどもこれらの襟型はむしろ上級生むきでしょう。

その点スプレッド・カラーは単に襟の安定が良いだけでなく、
たいていのビジネス・スーツに無理なく合わせることができます。
現在スプレッド・カラーが
一種の流行のようになっているのも当然でしょう。

スプレッド・カラーはシャツの生地や色柄をも問いません。
白無地やストライプ柄にも
スプレッド・カラーはよくマッチします。
ところでスプレッド・カラーには
ウインザー・ノットで結ぶタイがふさわしい、
という説があります。
つまり襟の開いた角度に合わせて
ネクタイの結び目も大きくする、というわけです。
しかしこれは必ずしもそうと決ったわけではありません。

むしろ私としてはすでにお話しましたように、
ハーフ・ウインザー・ノットをおすすめします。
襟はスプレッド、結び方はハーフ・ウインザーと覚えて下さい。

カラー・キーパー(細長い、プラスチック製の芯)は
入れても入れなくてもよろしい。
ただし襟がごく自然に見えるように心がけて下さい。


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2003年3月8日(土)

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