服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第271回
おしゃれなラジオが欲しい

ラジオが欲しいと思ったことはありませんか。
実は今、私がいちばん欲しいと思うのは、ラジオ。
ごく普通の、小さなラジオは持っているのですが、
もっと高性能のラジオが欲しいのです。

たとえば「76.1」というのを知っていますか。
「インターFM」という放送局です。
軽快な音楽と爽やかなおしゃべりを主心とした放送。
もっとも英語とフランス語の会話が多くて、
内容はほとんど分りません。
でも、私にとってはそれでもいいのです。
こっちは原稿を書いたり資料調べしているわけで、
ほとんどBGM感覚で流しているわけですから。
今、仕事をしてるのは私ひとりじゃないな、とか、
あるいは気持を明るく引立ててくれればそれでいいのです。

TVにくらべてはるかにラジオのほうが
私にとってははるかに上です。
だってTVを観ていたら、
仕事になりませんからね。

あるいは「78.0」というのもあります。
「ベイFM」です。
これはどちらかと言えば身近かな話題が中心で、
時には仕事を忘れて
耳を傾けたりすることもあります。

「84.7」はもうご存じですね。
そう「FMヨコハマ」です。
ゲスト出演者がかなり豪華だったりします。
あくまでも自分本位で楽しめるのが、
ラジオの良い所ではないでしょうか。
指先ひとつで選局できますし、
いつでも電源を切ることも可能です。
自分が主役で、ラジオは脇役という感じがします。
「じゃあ、聴いてあげようか」という気持なのです。

とにかくFMだけでも10局近くあって、
早朝から深夜まで楽しめる。
うまく選局すればほとんど24時間、
お相手してもらえるのではないでしょうか。
朝はやく起きて、
自分ひとりで机に向うような時には、
これ以上心強い友達はいないのです。

ところが「83.0」(FMフジ)という放送が
私のラジオに入らない。
もっと高性能で、
もっともっとどこにでも連れて行ける
小型ラジオが欲しいのです。


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2003年6月21日(土)

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