服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第354回
トラベル・ジャケットが着たい

トラベル・ジャケットを着たことがありますか。
具体的にトラベル・ジャケットは何か、
と定義しようというつもりではないのですが。
なんとなく旅行に便利で、
それ1着で多用性があり、
どんな服装の上でも軽く羽織れそうな上着
ということでしょうか。

そんなトラベル・ジャケットが1着欲しいなあ、
とずっと思いつづけています。
もちろん旅行用にあるのもいいのですが、
ふだんの街歩きにも使ってしまおうと目論んでいるのです。

そしてついに、
トラベル・ジャケットの候補を見つけたのです。
犬も歩けば棒に当る、
銀座の「テイジン・メンズショップ」
(TEL:3561-7519)に並んでいたグレンフェルのジャケット。
グレンフェルはご存じの方もいらっしゃるでしょう、
英国のコート・メーカーです。
そのグレンフェルが作った上着なのです。
ごく乱暴な表現をすれば、
コート地で仕立てたジャケットと言えば良いでしょうか。
なんでもそれはコットン100%の
「サハラ」という生地なのだそうです。
手で触ってみると、ハリコシがあります。
コート地と思うのも無理ないでしょう。
高密度に織上げられているために、
多少の雨なら平気。
身体に合わせて着るというより、
むしろ引掛けるという感じなのです。
シングル前の4つボタン型で、
さり気ないデザインですが、
内側にもなかなか工夫がなされています。
内ポケットの数が多くて、大きく、
これならパスポートやエア・チケットも収納できそうです。
私が勝手に「トラベル・ジャケット」
と言ってしまったことにも納得して頂けるはず。

コットン・パンツやジーンズに合いそうです。
またスポーツ・シャツの上にも、
スェーターの上にも羽織れるでしょう。
まさしく多用性のあるジャケットです。
もう毎日、どこへ行くにもこれを着てみたい。
イエローとカーキーの2色があって、34000円。
さてどっちの色にしようか、今迷っています。


←前回記事へ

2003年9月21日(日)

次回記事へ→
過去記事へ
ホーム
最新記事へ