服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第417回
ベッド・ソックスのオマジナイ

寒くなってきましたね。
お風邪なんかひいておりませんか。
私は毎日元気にやっております。
ところで風邪の予防対策、
なにか考えていますか。

どうも私は抜けているところがあって、
あまり熱心ではありません。
でも家に帰ったら、よく手を洗って、
うがいをする位のことはやっています。
つまり、その他はなにもやっていません。
一応、殺菌性があるという謳い文句の、
市販の石けんで手を洗う。
たしかに手はよく洗うほうかも知れませんね。
うがいも同じように市販のうがい薬を少々水に混ぜて、
ガラガラとやっておしまい。
まあ、気やすめ程度のものでしょうが。

それでも風邪につかまる時は仕方がありません。
というよりも、風邪をひきそうかな、
という瞬間を素早くキャッチすることが
大切なのかも知れません。
もし、風邪の前兆を敏感にとらえることができたなら。
その対策は人それぞれでしょうが、
私の場合はこうです。

とにかくはやくベッドに入る。
眠ろうが眠るまいが、
なにがなんでも身体を横にする。
この時、私はブランデーを1杯飲む。
これは私の大切な風邪薬です。
そしてもうひとつは、靴下。
少し恥かしい話ですが、パジャマにソックス。
これもまた風邪薬の一種だと、
勝手に考えているのです。
ベッド、ブランデー、そしてソックス。―
これなら絶対、次の朝は
アイロンをかけたシャツのように
シャキッとしているはず、と信じているのです。

私はいつもごくふつうの靴下なのですが、
誰かパジャマにも似合うような、
いわばベッド・ソックスを作ってくれませんか。
軽くて、あたたかくて、邪魔にならず、履き心地が良くて、
たとえばシルクのパジャマにでも似合いそうな靴下を。
絹のソックスなどでも良いでしょう。
すでに経験ずみの方はご存知でしょうが、
ベッドの中ではく靴下は実にあたたかいものです。
シルクのニット地でも充分、保温性があるはずです。
それはともかく、
自分なりのオマジナイを考えて、
風邪などひきませんように、
元気でお過し下さい。


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