服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第472回
暑い!寒い!を一挙解決

ふだん室温はおよそ何度くらいに設定していますか。
自分でそう言っておきながら、
私自身は知りません。
今、この原稿を書いている部屋には
温度計がないからです。
同じ部屋にいて、ある人は暑いと言い、
ある人は寒いと言う。
いや、はっきりそう言えるならまだしも、
口には出しにくい場合もあります。
つまり小さな胸のうちでそっと、
<暑いなあ>とか<寒いなあ>と呟いて
おしまいにしてしまう。

そんなわけで、突然、温度計。
たとえばですね、
掌のなかにすっぽりと
入ってしまう温度計があったらいい、
とは思いませんか。
まるで腕時計を見て、
もう3時か、まだ5時か、と言うように、
温度計が見られたら。
「ああ、今、26度もありますね」とは言える。
「えぇ、20度少ししかありませんよ」とは言える。

さて、結論を言いましょう。
手の平に入る小型の温度計を見つけたのです。
たぶんこれから私の強い味方になってくれるでしょう。
小さな、黒い、プラスチック製で、
摂氏と華氏の両方の目盛が刻まれています。

ただし今は正しくは
「セルシウス温度」と呼ぶことはご存知ですね。
スウェーデンの天文学者、
アンドレス・セルシウス(1701〜1744年)の名前に因んでいます。
ついでながら華氏は、正しくはファーレンハイト。
ドイツの物理学者、
ダニエル・ガブリエル・ファーレンハイト
(1686〜1736年)の名前に由来したものです。

いや、余談はさておき、
小型温度計に話を戻しましょう。
この商品名は「ホイッスル」で、680円なり。
その名の通り、実は緊急用のホイッスルなのです。
ホイッスルであると同時にコンパスも付いている。
温度計も付いている。
さらにはルーペが内蔵されているのです。
つまり小型のキィ・チェーンなのですが、1人4役の小道具。
アウト・ドアで道が分らなくなった時など
役立ちそうではありません。
どうも私はこんなオモチャが好きなのです。
「エイアンドエフ」TEL:3209-7575で売っています。


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