服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第623回
ちょっとおしゃれな非常食

小さな事件に遭遇した経験がおありですか。
たとえば乗っている電車が遅れるとか。
この間、日帰りで
蓼科(たてしな)へ行った時のことです。
行きはよいよい帰りはこわい、
帰りの電車が停まってしまったのです。
原因は停電であるらしい。
電車は読んで字のごとく
電気で走っているのですから、
電気が止まったらお手上げです。
電車に閉じこめられたままですから、
外に出るわけにはいかない。
困りました。
いつ動くとも知れない。
東京に帰ってから夕食のつもりにしていましたから、
腹が減ってくる。
まあ、これが一番困りましたね。

そこで仕方なく非常食を取出しました。
私のミニ非常食ですから、
大したことはありません。
クラッカーをひと袋と固型ハチミツただそれだけ。
「ミニ非常食」と呼ぶのでさえ恥かしい代物です。
でも、これならどんな鞄にだって、
いつでも入れておけるでしょう。
とにかくかさばらず、邪魔になりません。

クラッカーはお好みで。
私のはたまたま森永の「小麦胚芽のクラッカー」。
クラッカーを持ち歩くのは狂気のさた、と思うでしょう。
あちこちにぶつかって粉々になってしまうからです。
でも、小さなジップロックの袋に、
空気といっしょに入れておけば、大丈夫。
時々、空気を入れ直す必要はありますが。
8枚入りの小袋クラッカーが、
ちょうど具合良く2個入ります。
合計16枚というわけです。
もしこれをふたつ用意しておけば、
36枚になります。

一方、固型ハチミツは、
文字通りハチミツを固めたものです。
いつでも、常温で持ち歩くことのできる、
貴重なエネルギー源です。
本来は登山用で、
今でも登山用品店にはたいてい売っていて、
高いものではありません。
クラッカーと固型ハチミツの組合わせは、
ほとんど水分がなくても、
楽々と食べることができるのです。
もちろん食事には遠いものですが、
最低限の飢えをしのぐことはできるでしょう。
結局、電車は3時間近くも遅れ、
原稿が2本仕上りました。
ピンチもまたチャンス!


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