服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第774回
いつでもどこでも美味しいコーヒーを

どんなタイプのコーヒーがお好きですか。
ここでのタイプとは豆の種類でなく、
淹れ方のことです。
私の理想としては、
ネル袋を使ってのドリップ方式でしょう。
一方、もっとも簡単な方法としては
インスタント・コーヒーがあります。
でも、味わい深さと簡便さとは
正しく反比例していて、
いつも悩むところです。
結局、自宅ではフィルターを使ってのドリップが
多くなってしまいます。

しかし問題は野外で飲む時のコーヒー。
いつでも、どこでも
美味しいコーヒーが飲みたい私としては、
これが大問題なのです。
また人の少ない、
少し肌寒い気持ちの良い公園で飲む
熱いコーヒーの美味いことといったらありません。
ささやかな幸福(しあわせ)を感じる一瞬であります。
もし、これが大自然のなかであったなら、
気を失ってしまうほどの快感でありましょう。

戸外ではたいてい細長い紙袋入りの
インスタント・コーヒーを使っていました。
携帯に便利ですから。
口を開けると、
なかに一杯分のコーヒーの粉が入っていて、
湯を注ぐだけ。
簡単、便利。

ところが最近、いいものを見つけたのです。
「マグメイト」という名の携帯用フィルターなのです。
「モンベル」(TEL:5420-7956)で、
2,100円で買えます。
細い金属製メッシュのフィルターですから、
軽く、割れることもなく、繰返して使える。
つまりペーパー・フィルターは不要なのです。
使用後は粉を捨てて、
水で洗えばそれで良いのです。

名前の通り
金属製マグの内側にすっぽりと入るサイズなので、
かさばらず持ち歩くことができます。
最近流行のチタン製マグカップがあれば、
もう言うことなしでしょう。
もしも美しい湧水が近くにあって、
これで湯をわかせたなら、
幸福は倍増すること間違いなし。

さて、コーヒーの粉をどうやって持ち運ぶのか。
真空パックがあればいいのだけれど。
この問題をどうやって解決するか。
楽しい悩みがまたひとつふえたようです。


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