服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第854回
ぜひ親友にしたいサングラス

「レイバン」のサングラスを知っていますか。
もちろんこれは愚問でしょう。
ごくふつうの男で
「レイバン」を知らない者はいないはずです。
男のサングラスの代表はレイバン、
といっても過言ではないでしょう。
古い話をすれば
かつて厚木飛行場に降り立った
マッカーサーが掛けていたのもレイバン。
つまりそれほどに古い歴史を持つサングラスであり、
そもそもはパイロットの軍用モデルとして
はじまっているのです。

“レイバン”Ray−Ban の意味が
「光を遮断」ということからつけられていることは
よく知られている通りで、
1937年の市販モデルから出発しています。
ただし、あの独特の
ティアドロップ型のデザインは、
1930年にアメリカ陸軍航空隊(現在の空軍)に
採用されたものです。
つまりレイバンの基本デザインは
ざっと80年近く続いていることになります。

ところで最新のレイバンには
チタニウム・フレームが使われています。
チタニウムの優秀性は
すでに語り尽された感がありますが、
サングラス用としてはまず第一に、軽い。
従来の材質と比較して
約半分の重さとだと言うことです。
もちろん強くて、錆びない。
またレイバンには
「ダイアモンドハードレンズ」が使われている。
一般のサングラス用と較べて、
ざっと10倍の強度があるとのこと。
要するにレンズ表面に傷がつきにくいのです。
またそれのみならず、撥水性が高い。
水や汗、砂やほこりが表面につきにくいのです。

今、レイバンというと誰もが
「ああ、レイバンか」と言う。
けれども基本スタイルは同じように見えて、
その実、内容の優秀性は
さらに磨きがかかっているのです。
私はあらゆるサングラスのなかで、
もっとも実用性の高いものだと考えています。
だからこそ掛ける人を選ばないのです。
夏の太陽のもと、
軽快なスポーツ・ウェアで歩く時、
ぜひ親友にしてやりたいサングラスです。
1枚、38,000円で、
「和真メガネ」TEL:3354-5588で
入手することができます。


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