服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第905回
鎌倉御成通り秘密の店

デコパージュを知っていますか。
紙や生地、あるいは箱などに
思い思いの美しい装飾を施す技法のことですね。
たいていは絵や模様で飾られるのですが、
古い図版などを切り取ってから、
それを貼るわけです。
“デコパージュ”decoupage は
もともとフランス語で
「切り取る」「切り抜く」という意味なのです。

上手な人の手にかかれば、
廃棄寸前の家具などでも、
デコパージュによって
たちまちクラシック・インテリアへの再生
ということもあるわけです。
フランス人ならではの知恵と発想でしょう。

ところがこの間、
ウィンドー・ショッピングの途中で
デコパージュの石けんを見つけました。
中身はごくふつうの白い石けんなのですが、
その表面に美しい図柄が
デコパージュされているのです。
少なくとも手を洗うのが
愉しくなるに違いありません。

でも、手で洗うと
デコパージュの絵は消えてしまうのでは。
実は水に強い特殊な糊が使ってあって、
表面の模様は最後まで消えないのだそうです。

さらによく話を聞いてみると、
ドイツ製のペイパー・ナプキンのなかから
美しい絵を切り取り、1個1個、
手で石けんの上にデコパージュで仕上げる。
それで1個250円ですから、高くはないでしょう。
鎌倉は御成(おなり)の「ドゥミルドゥ」
(TEL:0467-25-3096 水曜定休)のオリジナルです。

「ドゥミルドゥ」は2002のことで、
その年に開店したところからの名称だと
教えてくれました。
「ドゥミルドゥ」
実はワイン・ショップでもあって、
フランス・ワインを買うこともできます。
さらにはワイン・グラスをはじめ、
ワインを愉しむ時の小道具やアクセサリィが
たくさん並んでいます。
ワイン好きにとっては一見の価値ありでしょう。
この店のある御成り通りは
古本屋やブティック、レストランが並んでいて、
鎌倉まで足を伸ばした時には、
ぜひ一度歩いてみることをおすすめします。


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