服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第935回
幸福を運ぶマフラー術

マフラーは何枚持っていますか。
少し肌寒い時のマフラーは実に効果的です。
身体の温かさは主として
頭や首から逃げてゆくものですから、
この出口をふせぐことで、
かなりの体温を保てるのです。
その意味でもマフラーはしっかりと首に巻く、
あるいは結ぶことをおすすめします。

もっとも一般的なやり方は、
首のところで一重(ひとえ)結びにすることでしょう。
そして結んだ部分を首の前で
ゆるやかに拡げておく。
マフラーの生地や厚さによっては、
ちょうどネクタイのように
プレーン・ノットにする方法もあります。
さらに簡単な方法としては、
二つ折りにして、
その輪のなかに重ねたふたつの両端を通して
首に巻くやり方があります。
いずれにしても、
首から温かい空気が逃げないように巻くことが、
マフラーの美しいあしらい方でもあるのです。

さて、マフラーはカシミアというイメージがありますが、
色についてはどうでしょうか。
ゴールドやブラウン、あるいはグレイや黒など
さまざまな色があります。
でも、私としてはなるべく明るく、
華やか色調をおすすめします。

白、オフ・ホワイト、ベージュ、
シャンパン・ゴールド、ピンク、イエロー、ローズ・・・。
ピンクのマフラーなんて気恥しいよ、
というむきもあるかも知れません。
でも、ここで考えて頂きたいのは
マフラーの「レフ板効果」です。

写真を撮る時、
顔にやわらかな光を集めるための
白や銀の板がありますね。
あれがレフ板です。
たとえば白のマフラーをするとしましょう。
これもやはりレフ板に似て、
かすかに光を集めるところがあります。
端的にいえば
顔の印象を明るくしてくれる効果があります。

ネクタイにも多少の効果がありますが、
マフラーはもっと積極的な働きをしてくれます。
より明るい、華やかな表情が、
幸福への第一歩であることは
言うまでもないでしょう。


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