服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第950回
夢を叶える多用途の靴

ワイルドスミス・ローファーを知っていますか。
ローファーは言うまでもなく
一種のスリップ・オン・シューズですね。
紐なしで履く靴。
甲のところにスリットの入った
ストラップが付いているのが特徴。
まあ、誰でも一度や二度
履いたことがあるでしょう。
そしてブラウン・スエードで作られたローファーのことを、
時に“ワイルドスミス・ローファー”と
呼ぶことがあります。

“ワイルドスミス”Wildsmith は英国の、
上質の靴を作ることで知られる
ファクトリー・メーカーです。
おそらくはこのメーカーが
スエードのローファーを得意とするところから、
その通称が生まれたのでしょう。
ワイルドスミス・ローファーであろうとなかろうと、
そろそろスエード・シューズの
恋しい時候になってきました。

ひと口にスエード・シューズといっても
実に様ざまなタイプがあります。
どうぞお好みのスタイルをお選び下さい。
けれども色について言いますと、
ダーク・ブラウンこそがもっとも伝統的で、
おしゃれな色とされるのです。
もう少し表現を変えましょう。
ダーク・ブラウンのスエード・シューズは
トランプのジョーカーに似ています。
つまりほとんどすべての着こなしに
合わせることができるのです。
もっともフォーマル・ウェアは別として。

ツイードやコーデュロイをはじめるとする
スポーツ・ウェアに最適であるのはもちろんとして、
ダーク・ブルーのビジネス・スーツにも
合わせることが出来るのです。
これほど幅の広い靴はちょっと他にはありません。

ダーク・ブラウンのスエード・シューズが
もっとも活躍するのは、
ブレザーの着こなしであるかも知れません。
ネイビー・ブルーのブレザーに
ブルー・ジーンズを合わせる。
イエローのニット・ヴェストやスェーターを
組合わせたりすることもあるでしょう。
この時、ダーク・ブラウンのスエード・シューズは
ぴったりはまってくれます。
少しでもおしゃれをめざすなら、
ますスエード・シューズからはじめましょう。


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