服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第1000回
千のご愛読に千の感謝を送ります

アラビアン・ナイトはご存じですね。
「シンドバッドの冒険」や
「アラジンの不思議なランプ」なども
このなかにふくまれていることは、
言うまでもありません。
15世紀頃のアラビア起源の説話集が
もとになっているのだそうです。
が、登場人物のひとりに
シャーリアールがいます。
インドと中国の王さま。
この王さまが女に
復しゅうしようというのがその発端。
ここでシエラザードが登場して
千一夜語りつづけて、
ついに王さまの怒りがとける、
という物語なのです。
復しゅうはいけませんよ、という教訓をも
含んでいるのでしょう。

アラビアン・ナイトのシエラザードには
及びもつきませんが
「男はカッコ」もおかげさまで、
1000回を迎えることができました。
ありがとうございます。
心からのお礼を申上げます。
1000というのはひとつの節目でもありますので、
一応このあたりで卒業致したいと思います。
今はもう、感謝の気持でいっぱいです。

最初、邱先生からお話がありました時、
さて、何回つづけられるだろうとまず考えました。
ざっと100回くらいか、と思いました。
まさか1000回もつづけさせて頂けるとは
夢にも思いませんでした。

ひとつには「男はカッコ」という
タイトルが良かった。
もちろん邱先生の発案なのですが、
私としては珍しく肩の力を抜いて
お話ができたかと思います。
まずはじめに言葉ありきで、
タイトルはとても大切な要素です。

読者の方からお便りを頂いたのも、
うれしい思い出です。
私が気づかなかったこと、
忘れていたことなどをご指摘頂いて、
私自身の勉強にもなりました。
語ることは二度学ぶことでもあるのですね。

邱先生をはじめ、温かいお気持で導いて下さった
HiQのスタッフの方々に重ねて御礼を申上げます。
広いようで狭いのが世の中、
また、いずれどこかでお目にかかることもあるでしょう。
皆様のご多幸をお祈りしつつ、
さようならを申上げます。


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