中国って、本当のところどうなの?

第70回
山西省大同市、その他の見所は?

世界文化遺産である雲崗石窟、
国の重要文化遺産であり、
いずれは世界遺産に登録される可能性もある懸空寺など
山西省には見所が幾つかあります。

他にも、大同市が観光スポットとして胸を張るものに、
9つの龍のレリーフが施された壁の「九龍壁」があります。
これは明朝の時代、1392年に作られたものだそうです。

大同市の中心部にある「九龍壁」は、
観光客にとってもアクセスが容易な場所にあり、
比較的多くの観光客を集めているところでしょう。

しかし、ここは行ってみると分かるのですが、
かなりの「がっかりスポット」です。

今回、大同市政府のはからいで、
清華大学の学生たちは、
特別に夜間の参観をさせて貰いました。
大同市政府のお偉方は、
全員が「清華大学卒」なので、
可愛い後輩たちのためなら、
こうした配慮も朝飯前なのでしょう。

さて、この「九龍壁」、
歴史的な価値があるものとはいえ、
ぱっと見はただ壁に「9つの龍」があるだけです。
こうしたものに疎い素人の観光客には、
正直どう楽しんでいいのか分からない場所です。

また、龍の模様はなかなかに立派ですが、
この「九龍壁」の敷地は狭く、
壁のみを参観するという感じの場所なので、
時間の無い方は、
あえて観に行く価値は無いでしょう。

大同市では、街のあちこちで
この「九龍壁」の写真や絵を目にしますが、
実物は「こんなもんか」という感じのものでした。

時間とお金が沢山ある方には、お薦めです。


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