中国って、本当のところどうなの?

第90回
北京三田会:クリスマス・パーティー

皆さん、メリー・クリスマス!

ということで、クリスマス・イブですね。
中国でも若者を中心に、
クリスマスを一つの「イベント」として祝う習慣が
根付いてきているようです。

12月に入った頃から、
日本では様々なメディアで
「クリスマス特集」が組まれていることでしょう。

また、街では一つの「商機」として、
華やかにクリスマス商戦が
繰り広げられているのではないでしょうか。

ここ中国でも、
まだ日本ほどの勢いは無いにしても、
街のあちこちで「クリスマス的な雰囲気」が
醸し出されています。

とあるレストランの入口で客を出迎える
ウェイトレスさんたちです。
チャイナドレスに、
なぜか「サンタの帽子」を被っています。

ここは「そういうお店」ではないですよ。
普通のレストランです。

ウェイトレスさんたちは、仕事中でも、
携帯電話のメッセージ送受信に余念がありません。
お客が見てるんですけどね。

こちらはあるホテルのロビーです。
クリスマス・ツリーの右横に、
サンタの格好をしたコンシェルジェが見えますか?

お次はレストランの店員が
「全員サンタ帽」のレストランです。
ここでは、クリスマスの情緒も何もありませんでした・・・
ただ単に、義務でやってるような雰囲気です。

「勢いでやっている中国のクリスマス」ですが、
先日、母校の慶應義塾の北京三田会による
一足早いクリスマス・パーティーが開催されました。

北京三田会の会長挨拶に始まり、
あとは社会人・現役学生が混じっての
ゆったりとした歓談が続きます。

慶應義塾の三田会というと、
「校歌や応援歌を歌うのでは?」
などという誤解もあるようですが、
そんな不気味なことをする人は、
一人もいませんでした。

慶應義塾といっても、
実は色々なタイプの人間がいるのです。

早稲田と慶應の対戦するスポーツ試合である
「早慶戦」に白熱する慶大生から、
私のように早慶戦に興味が無いばかりか、
校歌すら憶えていない人間までまちまちです。

しかし、「慶應義塾」という古巣を軸に、
こうして世界各地でネットワークが作れる強みは、
やはり創始者・福沢諭吉の偉業であると思います。

お財布の中に、彼が印刷された紙幣が沢山あると
とても気分がいいですしね。


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2005年12月24日(土)

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