中国って、本当のところどうなの?

第92回
中国の車窓から:北京〜天津西駅

北京から電車で南東に1時間半程度行ったところに、
北京の外港である天津市があります。

北京・上海・重慶などと同様に、
天津も政府の直轄市です。

北京から「ちょっと電車でプチ旅行」という際に、
選択肢の一つとして天津の名が上ることでしょう。
週末を利用して、気軽に行ける立地のよさがあります。

Google Earthで衛星写真を見てみると、
天津は北京にとても近いのが分かりますね。

北京は内陸にあり、海が無いのですが、
天津が首都北京の港として機能しています。
ここではその立地から、
北京よりも安く新鮮な海鮮類も口にできます。

さて、北京駅から電車に乗って
天津の西の入口である天津西駅まで行ってみましょう。

北京駅では、複数のホームから
中国各地へ出発する電車が並んでいます。

日本と比べると、列車の車掌さんの数は比較的多いです。
中国のレストランや一般のお店などでも言えることですが、
「不必要に店員の数が多い」ことがままあります。

北京から天津に向かう列車は、
「硬座」の列車を選びました。

列車の座席には、
主に「硬座」と「軟座」とがあります。
「硬座」は書いて字のごとく
硬い座席のやや手狭なシート。
そして「軟座」は、
ゆったりと広めの「柔らかいシート」です。

折角、中国の列車の旅をするのですから、
そのどちらも試してみたいものですね。
北京〜天津は1時間半と割と近いですから、
中国人に言わせれば「あっという間」です。

北京から列車で10時間かかる大連でも、
中国人には「近い」と感じられるようです。
日本の26倍の国土を持つ中国では、
時間の感覚も違います。

硬座の車両でも、軟座の車両と同様に
「車内販売」のリア・カーは周って来ます。
基本的には、列車の中で売られているものは
軟座でも硬座でも、違いがありません。

試しに、車内販売の「お弁当」を買ってみました。
「鶏肉」と「豚肉のお団子」の2種類から選べたので、
私は鶏肉のお弁当を頂きました。
料金は10元(約150円)です。

明日はいよいよ天津です。

天津西駅

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2005年12月26日(月)

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