第207回
お茶の総合市場、北京馬連道茶城
昨日からの続きです。
北京馬連道茶城は、
お茶の総合ビルと呼べるような場所であり、
1、2階には沢山のお茶屋さんが軒を連ね、
3階では多くの茶器が扱われています。
また、なぜかIT関係の商品を扱う場所もあるのですが、
中関村と比べると見劣りがする上に高いので、
ここでIT関係の物を購入するのは避けましょう。
馬連道茶城にたどり着いてみると、
その余りの大きさに「これが全部お茶屋なのか?」
と少し驚きますが、本当にお茶屋さんが集まる総合ビルです。
1、2階にはお茶屋さんが
互いに競い合うようにして並んでいます。
それぞれある地域特産のお茶に強いお店や、
グラスの中で花が咲くような
見かけが綺麗なお茶に強いお店など、
特色のあるお店が並びます。
欲しいお茶があれば、試飲をさせてもらいましょう。
色々と飲み比べをさせてくれる中で、
最初は必ず高めに言ってくる値段も
店員さんと打ち解ける頃には、
小売価格も落ち着いてきます。
外国人だけで行くと相場が掴みづらいかも知れませんので、
できれば中国人の友人と一緒に行ってみるといいでしょう。
中国人は外国人だとみると
信じられないような高値を吹っ掛けてくることがありますので、
数店舗で同じお茶の値段を見積もってもらうといいですね。
また、価格交渉のテクニックとしては、
「帰ろうとする素振りを上手に使う」ことも大切です。
店を出ようとすると、「OK!安くする!!」と
急に値段を下げてくることが多いです。
同じお茶にも等級がありますので、
最後はやはり値段だけで決めずにしっかり飲み比べ、
自分の味覚にしっくり来るお茶を選ぶ必要があります。
同じお茶でも、幾つかの等級を飲み比べてみると、
「やはり高いお茶には、それなりの違いがあるのだなァ」
と感じられることでしょう。
北京馬連道茶城の3階には、
茶器を扱う広いコーナーがあります。
ここでお気に入りのお茶と茶器を買い求め、
ガヤガヤとうるさい街の喧騒を離れ、自室でゆっくりと
中国茶のティー・タイムに浸るのもいいものです。
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