中国って、本当のところどうなの?

第248回
北京の夏がさらに暑くなったなら

日本でも暑い夏が訪れているようですね。
こちら中国の北京でも夏真っ盛りといった天気です。

北京の寒い冬には、
男性でもズボンの下にタイツを穿き、
防寒対策がばっちりであることは
以前にもお伝えしました。

逆に、暖かくなってくると、
中国の人々の中にはその天候の変化に
極端なまでに「順応していく人々」がいます。

そうです、「脱ぐ」のです。

この「自然体の中国人の発生」には
少し段階があります。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

<第1フェーズ>
シャツをめくって腹出しをする人が見受けられるようになる。

<第2フェーズ>
民工など肉体労働者を中心に、
上半身裸の人が路上を徘徊し始める。

<第3フェーズ>
一般の人々も脱ぎ始め、多くの半裸が街を徘徊する。
レストランの中でも半裸のまま食事を摂る人が見られるようになる。

<第4フェーズ>
街には圧倒的多数の半裸が溢れ、
逆にシャツを着ていると奇異の目でみられる。
さらに夏物衣料の売上が激減する。

いまのところ、まだ第4フェーズにまでは達していませんが、
それも北京の街の発展による温暖化などによって、
状況が変わっていく可能性はゼロではありません。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

街中でギャンブルに興じるおじさんたちですが、
彼らの荷物を注意深く見ていると、
「シャツ」らしきものはありません。

そうです、彼らは家を出てくる時から
すでにシャツを着ていないのです。

「あぁぁ、今日も暑いなぁ。
 こんなに暑くちゃシャツなんか着てられないよ」

そうして、彼らは当たり前のこととして、
半裸で家を出て、街中を徘徊し、
普通に生活を送っているのです。

北京も日本の関東と同じように
アスファルトなどで塗り固められた場所が今後も増えていけば、
ヒート・アイランド現象などという
厄介な事態に見舞われるかもしれません。

となると、
「あいやぁぁぁ、暑すぎる。
 ズボンやパンツなんて穿いてられないよ」
という人まで現れ、シャツはおろか
下着まで身に着けずに街を徘徊するかもしれません。

実際、第3フェーズの現段階でさえ、
ズボンを穿かずにパンツ一丁で歩き回るおじさんも
見かけることがあるのです。

今後、北京の夏の気温がさらに上昇していくと、
とんでもない珍事が発生するのではと心配になります。
杞憂だといいのですが。


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2006年7月22日(土)

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