第247回
北京の夏のスポーツ!?
中国では凍てつく寒さの真冬でも
屋内の競技場には卓球を愛好する人々が集まり、
また暖かくなると屋外で多くの人々が
卓球を楽しんでいる光景を目にします。
中国の一部の人々にとっては、
卓球をすることは日常生活の一部といえるほど
身近なものなのかもしれません。
卓球をやりたくなれば、
仲間と集まりそれぞれ独特なフォームを披露し、
スポーツを愛で、友好を深めています。
さらに、卓球の腕前だけでなく、
夏になると自慢の半裸まで披露している人がとても多いです。
「暑ければ脱ぐ」
こうした自然体の中国の人々を見ていると、
自分はなんと堅苦しい観念に凝り固まっているのだろうと
反省させられもします。
彼らのように自然体で「脱ぐ」ことができれば、
何も暑い夏にさらに暑くなる服を着て不快な思いをせず、
「生まれたままの自然な姿」
に近い格好で過ごすことができるのです。
彼らの「自然な半裸」には、
中国の長い歴史の中で培われた
叡智のようなものさえ感じられます。
圧倒的大多数の人々が暑い最中でも
服を着るようになった近代社会では、
自然体の中国人の行動は奇異に映ります。
しかし、日本人のビジネス・パーソンのように、
蒸し暑いのに夏用のスーツを着てより暑さにもがき、
それを和らげようと冷房を強く効かすというのは、
本末転倒であり、やはり不自然なのです。
我々先進国から中国に来た人々は、
自然体の中国人に学び、彼らの生き方を
自分の価値観の中に少しずつ取り入れられると
もっと楽に生きられるのではないでしょうか?
皆さん、ここまで読まれたところで、
今すぐ思い切って服を脱ぎ捨ててはいかがでしょうか?
何を躊躇しているのですか?
さぁ、もっと自由になりましょう!
今日から周りの人々にも自然体を訴えましょう!
革命は1人の強い想いから始まるのです!
とはいえ、私は服を着ています。
だって、恥ずかしいですから。
ハァ、今日も暑かったですね。
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