イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第57回
他業種からの投資の選択

中国が発展していく過程では
一つの業種だけが伸びて他の業種が伸びない、
などということはありません。
各業種が全体的に伸びていきます。
ただ業種の中には大きく伸びる分野と
衰退していく分野がありますので
くれぐれも衰退していく分野への投資は避けなければいけません。
ですが、多くの業種の分野が成長していくのは確実です。
業種により伸び率も違います。
伸び率の大きい業種に投資したならば
比較的に高い利益が得られるでしょう。

ですが、伸び率が少ない業種でも
企業によっては大きく成長していく企業もでてきます。
分散投資で企業を選ぶには
大きく伸びる業種も参考になりますが
最終的には投資する企業自体の成長性が大事です。
また分散投資で銘柄を選ぶ際には
投資目的と投資期間で決めていく、という考え方もあります。
投資期間が比較的に短い時には
短期的に大きく業績が伸びる会社に
投資していくのもいいでしょう。
長期的な投資なら5年後、10年後の成長性を見極めながら
投資する会社を選んでいくことになります。
この場合には配当金のことも考えておくことが
大事になってきます。
株式配当(無償株)を出していき
成長していく会社も投資対象になります。

長期投資の場合は短期での成長ではなく長期に成長できること、
配当金、配当株式、といった面からも考えて
投資をおこなう企業の選択となります。

分散投資で気をつけなければいけないことは
いろいろな業種、多くの企業に目が移って
少ない金額で買いあつめ、
気がついたなら手元に
何十銘柄もの企業の株を抱えてしまっていた、等のときです。
確かに多くの企業が成長していくでしょうから
このやり方も間違いではないのですが、
すべての企業の情報を把握できているのでしたらいいでしょうが、
なかなか難しいでしょう。
長期で買ったつもりでも株というものは
すぐに売って利益をだしたい、という衝動に駆られます。
ましてや銘柄数が多くなるとすぐに売買したくなります。
この場合、投資した企業の業績が下がれば
売ってしまうか塩漬け状態にする、
利益が出たらすぐに売ってしまい
そのあと大きく値上りした時には悔やんでしまう、
といった結果になりやすいでしょう。
少ない銘柄でも企業をどれだけ把握できるか
難しいところがありますが、
ましてや多くの銘柄を購入した時ほど
企業全部の銘柄の現状と将来性に対して
把握していくことは難しくなっていきます。
如何せん、投資したつもりが投機になってしまうことも
往々にしてあります。
厳選した企業を選ぶ作業は大事です。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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