イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第73回
経緯紡織機械 への投資判断

この企業も日本の産業から見ればもう花形産業とはいえません。
ですから、中国でもあと何年で衰退していくのだろうか、
ということが関心事、でも合ったのですが、
実際に経緯紡織機械を訪れてみた感想は、
今後も何時まで続くかはわからないが、
他の国で力をつけた企業が出て来ないうちは
同社は発展していく可能性が大きいのではないだろうか、
と、いう気になってきました。

まず、同社に対しての競争相手の会社というと、
欧州、スイスの会社、日本のトヨタ紡績、が上げられます。

同社は綿積み、色ツケ、糸にして積み上げる、
すべての過程での設備での
工程をできるという技術を開発していました。
現在この工程でできるのは
スイスのリッター社しかできないとのことでした。
紡織機械製造ではメーカーによって
要求してくる内容が違っており、
発注するメーカー側との密接な関係がないと
希望通りの製品作りは難しいが、
同社はこの産業において50年の歴史があり、信頼関係がある、
その要求に応えていける技術力は現在つけてきているので
対応はできる、とのことでした。

ですが、逆に言えば海外の製品も
中国市場に入ってくるわけですから
中国国内の業者が海外製品を
関税の引き下がった分安く購入できる、という事になりますので、
この辺を聞いてみますと、
紡績機械の現在の関税率は10%だ、
現在の中国機械の製品と海外の価格差を見てみると
ヨーロッパとの差は30%、日本製品との価格差は15〜20%だ、
確かに価格差は縮まるが、
効率的な経営で行っていけば
20%〜30%安くすることができる。
価格差では有利だし、
経済成長により資金が豊富になってきているので
製品開発を行い技術力でも今後差を広げていく、
ちなみに98年からの売上げの推移を見てみると、

1998年 - 4億元
1999年 - 8億元
2000年 - 18億元
2001年 - 22億元
2002年 - 28億元
2003年上半期 - 20億元、です。

この業績の伸び率を見てもわかるとおりに
今後の発展には自信がある、とのことです。
ちなみに、シンセンB株上場の
ロータイ紡績(コード:2726)、
上海B株のエルドス・カシミア(コード:900936)は
顧客だということです。

このほかに面白かったのが、
経緯紡織機械の社名の由来です。
なぜ経緯とつけたかというと、
縦糸と、横糸の意味もあるし、
地球の経度と緯度の意味もある、
この2つの意味から社名に経緯とつけた、ということでした。

経緯紡織機械への投資判断は
同社の売上げの推移は上記のように伸びていますので
ここで投資を考えるならば長期投資は考えずに、
2005年までを投資期間と考えて、
もし2005年以降も投資を考えていくならば
欧州、日本の紡織機械メーカーの
進出の様子を見ながらの投資判断をしていくことが
いいかと思います。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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