イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第175回
「銀聯」

香港の小売業界は旧正月前の繁忙期に間に合うよう、
中国国内からの旅行客の
「銀聯」人民元カードによる支払い受け入れを決めました。
この新措置は2003年の1月18日から実施となりましたが、
ある商店では、初日のカードによる平均消費額は、
現金による消費額の1.5倍にのぼっています。
市場では人民元カードのサービス開始は、
今年の小売業成長のさらなるエネルギーとなると予想しています。
しかし小売業者の中には、宣伝不足のため、
一部の国内からの旅行者は人民元カードが使えることを知らず、
使用数は目立っては増加していないといっています。

香港小売管理協会主席 余鵬春氏は、
多くの会員が「銀聯」カードのサービス開始により
売上額が20−30%伸びると考えている、と言っています。
以前は国内から香港への旅行客の現金持ち出し額は
5,000米ドルに制限されていましたが、
「銀聯」カードのサービス開始にともない、
こうした旅行客の消費金額が大幅に増加したことをあげています。
人民元カードの香港でのサービス開始は、
今後消費意欲をさらに刺激するでしょう。

ではこのようなカードの支払において
メリットをうけるのはどのような企業でしょうか。
ササ国際(コード:0178)では、
1月18日に合計200件が「銀聯」カードにより支払われ、
合計金額は30万人民元(約28.5万香港ドル)に達しました。
カード使用者の平均消費額は1500人民元(約1420香港ドル)で、
通常の国内からの旅行客の
600香港ドル強の消費額の1.5倍にあたっています。
ササ国際では、人民元カード使用による最高消費額は3200元で、
同グループでは初日のカード使用状況に満足しており、
今後関連の消費額は20%伸びるものと予想しています。

ですが、恒豊金業(コード:0870)は、
今年1月1日から率先して
人民元カードによる支払いを受け入れていますが、
約1割の旅行客がカードを使用しただけで
人民元カード使用者数は目立った増加は見せていません。

もっと最悪な企業は六福集団(コード:0590)で、
同グループ傘下の支店でのカード使用者はわずか1〜2名で、
普段よりも少なかったと言っています。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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