イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第213回
預金金利と株式投資

中国株に投資する、ということは
海外での預金金利の5%前後の商品での利益を狙うのとは違い
100%、200%の利益を狙っていきます。
投資した企業が成長したときには
1000%、2000%の利益も十分可能です。

日本でも高度成長時代の1970年、1980年代の時には
不動産でも大きく値上がりしました。
10万円程度の土地が200万、300万になったときもありましたので、
ここでの値上がり率は2000%、3000%ということになります。
このように物や商品によって価格上昇幅は変わってきます。

中国では土地は国のものですから
上物のマンションや家が対象になりますが。

外貨預金と中国株式投資では扱う商品が違いますので
結果も当然違ってきます。

3月に入り
2003年度の企業決算をする企業が相次いで出てきました。
配当利回りでも5%程度の高い企業もありますが、
無償株(株式配当)でも
多くの無償株を発行する企業が出てきています。
中国本土B株企業の振華港口機械(コード:900947)が10割無償。
シンセンB株企業の中国万科(コード:200002)が5割無償。
同じくシンセンB株の国際コンテナ(コード:200039)が6割無償。
香港H株華能国際電力(コード:0902)が10割無償。
このほかにも2、3割無償をだす企業が多くでてきています。

企業の株価は無償株を発行した時、発行分価格が下がります。

たとえば10円の株価の企業が10割無償を発行した時、
権利落ち後株価は5円になります。
この企業がその後の業績が同じでしたら
5円の株価のままでいることが考えられますが、
業績が上がるに従い株価も上がっていきます。
そして株価が同じ10円まで上がったときには
株数では2倍に増えていますので、
100%分利益が増えたことと同じになります。

外貨預金では5%程度の金利の時に為替で影響を受けるのと、
株式投資で100%利益がでていたときでの
為替での影響を考えたときには大きく差が出てきます。

株式投資の場合、為替で円高が100%進んだときには
投資金額との収支はゼロ円になり利益は出ません。
ですからプラスマイナスゼロで、
損もしていませんし得もしていないことになります。
一方外貨預金では為替で円高が100%進んだとき
50%目減りすることになります。
つまり元手が半分に減ってしまうことになります。

このように為替での変動も
外貨預金と中国株式投資ではうける影響は違います。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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