イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第219回
迷っている企業に対しての投資金額

投資していく上で
この企業には投資したいがと迷っているうちに
少しの金額でなら投資してもいいかな、
と思うことがあると思います。
ではそのようなときに投資できる金額とはいくらなのでしょうか。
基本的には投資なさる方が
”この企業に投資してみたい”と思うのが第一条件です。

例えば1例として
今まで100万円を株に投資していたなら
金額的にはせいぜい20万円程度でしょう。

手持ちの資金が100万円あったとしてもやはり20万円程度です。
なぜ20万円程度かというと
投資したときには
証券会社と中国の証券会社でも手数料が発生しますので
そのことを考えるとこのくらいの金額が妥当です。
できれば10万円から20万円程度の間に
収めておくのがいいでしょう。

例え1000万円、1億円、あろうが条件は同じです。
せいぜい30万円程度に抑えておくのが常等手段です。
資金には限りがありますし、
本来購入したかった株価になる企業などは
1年を通せば何社もでてきます。
ですからそのためにも
このような企業に対しては資金は少ない方が賢明なのです。
また、同じ企業が下がった時に
買い増しするのには資金が必要ですから
多くの金額の投入は避けたほうがいいのです。

この世の中で有り余る資金を持った投資家は1人もいません。
アメリカの投資家、ウォーレン・バフィット氏でも
現在中国企業に投資しているのはたった1社、
中国石油(ペトロ チャイナ)に
多額の資金を投入しているだけです。
私自身もこのようなときには
せいぜい投資する金額は30万円程度です。
何故かといえば
証券会社と中国の証券会社の手数料を考えて
損がないのが30万円位だからです。

業種、または企業によっては
20万円が妥当だという企業も多くあります。
私は人が働いて稼ぐ1円の重さは
並大抵のものではないと思っていますし、
まして1万円を稼ぐには
それなりの時間、または日にちが必要です。
それもその金額がまるまる自分の懐に入ってくるのではなく
普通はそこから生活費云々が出ていきます。
そこから貯まったお金ですから無下にはできません。
ですが世の中の人は小さな金額は大切にするのですが
大きな金額に対しては気前がいいように思います。
つい大盤振る舞いをして自分の背丈に合わない高い車を購入、
多額なローンを組んでの借金生活、
これでは貯まる資産も逃げ出してしまいます。

まずは何事も少しずつです。
投資で少し迷っている企業なら
なおさら小額の金額での投資が賢明です。
ですが迷っている、といっても
確実に上がると分かっている企業でも迷いはありますので
そのようなときこそ慎重に
少しずつでいいですから投資していくことが必要です。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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