イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第221回
誰のための投資?

第四.
”株式配当(無償株)”

株式投資で資産を作り出しやすいのは
無償株を多く発行できる企業が一つの目安でもあります。
そのような企業は長期に渡って成長し続けているのですから
会社が大きく育っていっている証拠でもあります。
そのような企業は
株式配当で配当株を出した分株価は下がりますが
成長していくに従って株価は上がっていきます。
下がった株価に対しても
業績がアップしたときには株価でも上がっていきます。
株価でも権利落ちをした分を埋めて株価が上昇し、
追い越して上昇を続けていきます。
ここでは無償株で株数が増えていき、
株価もさらに上がっていく、
というサイクルが出来上がります。
もしこのような銘柄に投資したなら
黙っていても資産は増えていきます。
ですからこのような企業の株は売る必要が全くない企業です。
ただ持っているだけで資産が増えていくのですから。

第五.
”分散投資”

一つの業種では世界経済の波をもろに受ける可能性があります。
たとえば石油株に投資して、
世界の石油価格の変動で大きく業績が変化する可能性があります。
ですから1業種に全額投資することは得策ではありません。
このような時電力、高速道路、ガスなどの
内需関連株への投資をしておけば業種でのヘッジができます。
石油関連業種、企業が下がったとしても
ほかの業種が伸びていっているときには
石油株の下落をカバーすることができます。
特に内需関連株、外需関連株での分散投資が生きてきます。
業種でのヘッジ効果が期待できます。

第六.
”投資は何の為の、誰の為の投資か”

自分の為なのか、孫の代まで残す資産なのか
決めておく必要があります。
また自分の人生でも投資できる年月は限られています。
20代の人が投資するのと
50代からの投資では投資できる年月で年月差がでてきます。
長期で投資できるのであればインフラ関連でも充分対応できます。
また投資期間が短いのであれば
成長企業に投資する割合を
多くする必要がでてくるかもしれません。
また投資金額によっても投資効率は限られてきます。
多くの金額で投資できれば
利益率が小さくても手元に入るお金は大きな金額になります。
逆に少しの金額でしたら
利益率が大きかったとしても金額的には小額になるでしょう。
中国株に投資することで目的はなになのか、を
知っておくことが投資家自身にとって大切です。
いくら株式投資で資産を造ったとしても
本人が使うことが出来ないのであれば死に金と同じです。
お金は使ってこそ価値がありますので
最終的にほしい金額から
投資する企業を選ぶのも投資方法としては大事です。
また投資する企業に関しても銘柄選別の役にたちます。
せっかくの自分の人生ですから
エンジョイできる資金を
中国株で稼ぐのが投資家にとってベストです。
その時にこそ生きた投資ができた時です。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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