イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第226回
桜とハナミズキ

今年桜の花が満開になったのは東京近郊で4月3日、4日でした。
日本人は桜が好きですから
桜見に出かけ満喫された方も多かったでしょう。
私も近くの公園で見ましたが
本当に散るのがもったいないくらいです。
6日の日も公園を通る時に桜を見たときには
花びらが散ってきており、これはこれできれいでした。
その時期4月3日、4日頃に
ハナミズキの葉が出始めていたのですが、
その1週間後の10日にびっくりしたことがありました。
ハナミズキの樹に花が咲いていたのです。
たった1週間の間にです。
勘違いしたのではないかと自分自身の眼を疑ったくらいです。

株式投資でも現在の企業を見ていくのも大事ですが
投資で重視するのはその企業の将来性、成長性です。
どこまで成長できる企業か
何年後にはどうなっているのだろうかと
いつも考えています。
企業の業績が上がって配当がでるのが
ハナミズキでいえば花が咲いた部分でしょう。
企業の中にはハナミズキのように
思ってもいないくらい早く
花を咲かせる(配当を出す)企業もあるでしょう。

桜の花にしてもハナミズキの花にしても
きれいですがそれを咲かせるのは樹です。
この樹の部分が企業の成長の部分です。
ですが樹はすぐに成長するわけではありません。
毎年少しずつ年輪を重ねながら伸びていきます。

薬品業界の企業に重ね合わせて見ますと
樹の部分が企業であり市場に販売している商品です。
花の部分は毎年の配当です。
商品の寿命は長いものもありますが、
次々と商品を開発して市場に提供していき
売上が伸びていきます。
この売上げ増の部分が樹では年輪です。

初めて上場した企業は売上げが多かろうと少なかろうと
株式市場では新芽ですから
土の中から顔を出たばかりの木の芽と同じです。
投資家はその芽に水をかけて(投資)成長を見守ります。

中国ではそのような新芽が(上場してくる企業)次々とでています。
ですが新芽によって成長速度は一定ではなく
早く大きく(成長)なる新芽もあります。
そのような新芽に水をかけてあげた投資家には
早く花が(配当)咲きます。

中国には今後中国本土だけではなく
海外からも数多くの企業が進出していき
上場してくることが考えられます。
新芽はドンドン出てきます。

また桜の時期が過ぎたら
もうゴールデンウィークの話題に移っています。
ゴールデンウィークが過ぎたら梅雨の時期になり
夏を待つようになります。
夏にはバカンスがありお盆の時期です。
楽しみも沢山あります。
時間は止まってはくれません。
時期は流れ過ぎていきます。
この部分は中国の今後を考えていることと同じです。
2008年の北京オリンピック、
2010年の上海万博がこの先行なわれます。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2004年4月20日(火)

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