イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第313回
QDIIで見えてくる事

QDII制度ではA、H株価格差がある企業に対して
投資を考えるのにはリスクが付きまとう段階に入ってきています。
A、H株での株価差の倍率が2倍以下になっている
主な企業を見てみますと、
青島ビール、北人印刷機械、鞍鋼新斬鋼、中国石油化工、
ヤン州煤業、華能電力国際、安徽海螺、安徽高速道路などの
優良企業が多くあります。
このことは優良企業に関しては
中国本土の投資家も一定の評価をしている為に
株価も大きく開きがないことを表しています。
またPERで見てみます。

*PERとは
1年間の利益が一株利益に対して
株価が何倍で買われているかを表した数字です。
例えば、一株利益が10円の時、
株価が100円なら100÷10=10ですから、
PERは10倍ということになります。

PERで見たときには10倍から50倍強と高い企業がありますが、
PERが20倍以下の企業は
中国石油化工、華能電力国際、安徽高速道路
などの企業があります。

また、QDII制度が行われることに関しても
A、H株での株価差がなくなることも見ておくことができますが、
また別な面も見えてきます。
QDIIが実施されるということは
法整備でも進展がでてくることです。
中国の証券市場が開放されるには
解決しておかなければいけない問題が多くあります。
その中で今回のことは小さなことですが、
一歩進んだことは間違いのない事実になってきます。
中国市場が開放される前には
いろいろなことを解決してからでないと行うことはできません。
銀行の不良債権問題、銀行の上場時期、中国通貨元の開放問題、
等と多くの問題があります。
ですがそのような問題は
一朝一夕に解決できることではありません。
ですから証券法でも開放できるようになっていくまでには
まだまだ時間がかかります。

今回のQDII実施が行われれば
開放に向けてまた一歩前進していくことになります。
今の段階ではQDII実施により、
利益を出していけるかどうかと検討をしていくことと同時に、
開放に向かって一歩前進していく
途中経過として見て取ることができます。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2004年8月19日(木)

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