イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第355回
お金の使い道

事情次第では
全株売却しなければいけないことも出てくるでしょう。
投資家当人にとって
絶対ほしいと思ったり大事だと思ったときには
使ったほうが投資資金が役に立ちます。
それが車や家、例え遊びの資金だったとしても
本人が納得できる使い道ができればいいでしょう。

例え投資の資金を遊びの資金に使ったとしても
その後自分の人生において無駄ではなくなる場合もあります。
遊びの部分が仕事につながっていく場合もあります。
もともと好きでやったことですから
その可能性も捨てることはありません。
ですがそのような事が判るのはその時点ではありません。
物事は何事も行った後に
人生経験として役に立つことが多いものです。
無茶なことでも
自分がやりたいことをやったときに
その後に結果としてついてくることがあります。
そのときは計算だけではその後は判断できません。
ですがそのような事ができるのは若い年齢のときでしょう。
ある程度の年齢までいったときには
そのようなことは難しくなります。
例えば結婚して家庭を持ったときには
家庭を壊すような冒険はなかなかできないでしょう。
また自分自身だけの問題だけではなくなって
子供ができたなら子供の、
家庭の生活費を考えながらの人生設計になります。
自分自身と家庭のお金での
収支のバランスが大事になってきます。

私自身も37歳のときに貯蓄でもゼロになった時がありました。
勤めていた会社を辞めて
イラストレーターになろうとしたときです。
会社を辞めるのは簡単ですが、
辞めるまでにやっておきたい事がありました。
それは家のローンを返済してから
好きな仕事に挑戦しようというものでした。
家のローンがなければ借財はありませんので、
とりあえず住む家が確保できます。
例え新しい職業に挑戦して失敗したとしても
住む家さえ確保しておけば暮らしてはいけます。
その結果貯蓄をゼロにしてでも開業しました。
ある意味、一世一代の仕事に対する賭けでもあります。
このように当人にとって
人生の転機になるようなときにお金が必要な場合は
使ったほうが次ぎに繋がっていきますので
無駄金ではなくなります。
投資した金額が有効に使えたときには
その人の財産になっていきます。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2004年10月18日(月)

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