イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第379回
1〜9月期決算から その4

・万科企業(コード:200002)
売上高 --- 34億7485万2014元 前年同期比 +6.44%
純利益 --- 3億8510万2117元 前年同期比 +41.10%
深セン市に本社を置き中国国内で不動産開発を行なっている。

万科企業は2002年期末に10割無償と配当金で0.2元発行、
2003年は4割無償及び1割の株式配当を出しています。
また、配当金でも0.5元を発行しています。
ですから、2002年期末の権利落ち日までに
同社株を購入していれば
株数でも3倍に増えていたのに付け加え
配当金でも利益になっていた企業です。
ですが、中国政府は金利引き上げを行いましたので
不動産業種の株価は影響がでて今後下がる可能性もあります。
金利が引き上がるということは
銀行金利に対して預金するメリットがでてきます。
ですから通常は株式投資するお金が銀行の方に流れて
不動産投資に回っていくお金が少なくなっていきます。

2000年以降、私も不動産開発企業では
万科企業の開発物件を見ていますし、
他の上場企業の物件を数社回ってみています。

日本と中国が違うのは
開発する物件個数が全然違うということです。
通常開発する物件に関しては入居者数が千人単位での物件です。
数百人単位での日本とは事情が異なります。
また、不動産開発企業は
今後伸びていけるところまでは企業が争って開発していきます。
これがあと何年、何十年続いていくのか、
そこまでは勝ち組に入るであろう万科企業に関しては
投資でも考えることができます。

過去に私自身日本の株式市場で
上場企業で大京 (東証1部、コード:8840)という企業に
投資をしたことがあります。
現在の株価は100円台ですので見る影もないのですが、
過去には株価でも1000円を超え高かった企業です。
ですが、1990年のバブル崩壊後に株価は大きく下がっています。
つまり不動産で上場企業を見ていく時には
今現在の株価を見るより
どこまで不動産事業が伸びていくかを見ていく方が
大事になってきます。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2004年11月19日(金)

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