イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第398回
株式投資での損益は限られている

中国株式投資で投資した時の損では
どのようなことが考えられるのでしょうか。
まず考えられるのは中国株に投資し、
もしその企業が倒産した時には
投資資金が手元に帰ってこない場合で、
ゼロ円になる可能性があります。
その時のショックは大きいでしょう。

では、サラリーマン生活から独立して
企業を起こそうとした場合はどうでしょうか。
開業しようとした事業で
多くの資金が必要だった時には
自前の資金があるならばそのお金を使って開くことできます。
ですが、事業資金で多額の資金が必要な時に
自前で資金が調達できない時には
ほかの方法を考えなければいけません。
その中の選択肢として銀行からの借り入れも考えられます。
また、身近な人から資金を借り入れることも考えられますし、
自宅などを担保に事業資金を調達することも考えられます。
ですがこのような時には
借入金は借り入れたところに返済しなければいけませんので
多額の借財を背負うことになります。

では株式投資の場合はどうでしょうか。
昔の感覚でいえば自分の持っている投資金ではなく、
借金をしてまで株に投資をした人が多額の借財をしてきました。
ですからそのような資金は投資ではなくて投機での資金です。
サイコロ博打と同じですので
損をした時には自分の反省がないままに他人のせいにします。
つまりルールも何も自分勝手に解釈して無視をし、
博打で賭けをして損をしてきたのと同じです。
そのようなことと株式投資を同じ次元で考えること自体
大きな間違いです。
また株式投資では現物取引をしている限りは
自分の投資金額以上にマイナスになることはありません。
自分のもち金以外に損金は発生しません。

またサラリーマンでしたら一番身近に感じることですが、
現在勤めている会社がほとんど株式の企業であるということです。
ですから株式が危ないということは
自分が勤めている会社自体が危ないといっていることと
まったく同じことです。
ですから危ないのでしたら
株式と名のつく企業には勤めないことです。
ですが、多くの会社員は株式会社に勤めていますし、
世界に名だたるトヨタやホンダ、有名商社などにも
勤めていること自体が博打と同じことですから
勤めていることはできません。
ですがそのような企業に勤めていくのを
一般社会では褒められこそすれ嫌われてはいません。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2004年12月16日(木)

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