イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第426回
追い風

中国ではまだ印刷機械企業は
売上でも今後も2ケタ成長を維持すると予想されます。
今後は小規模な企業は淘汰され、
技術水準でも高い大手は事業を拡大させていくでしょう。
同社では高付加価値の多色刷の印刷機を多く生産できるようになり
多色刷印刷機の年産台数は200台になっています。
ですので同社にとっては今は追い風が吹いている状態です。

ですが、原材料である鉄鋼価格が上昇した為に
利益減少に繋がる懸念があります。
この点ではコスト管理を見直し、
鉄鋼価格上昇にも対応できるようになってきており
今後も継続していき利益率を上げていくように努力している、
という話でした。

北人印刷機械には2004年8月に
ビル・ゲイツ氏夫妻が創設した慈善基金
「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」が
北人印刷の株を7.08%(発行済みH株総数に対して)
取得したという情報で
一時期株価が大きく上がったことがあります。
購入した理由では
「業務内容の独自性が高い、同業銘柄がほとんどない」
と、いった点を重視したようです。

北人印刷機械は超長期で10年以上での投資は考えにくい企業です。
ですが数年間では投資も検討できます。

今回「北京企業視察ツアー」で企業訪問した

・ペトロチャイナ、
・大唐国際発電、
・中海油田(チャイナオイルフィールドサービス)、
・チャイナガス、
・北人印刷機械

の5社は投資を検討できる企業です。

企業の安定性重視では
ペトロチャイナ、大唐国際発電、中海油田が候補になります。
また成長性ではチャイナガス、
数年間投資では北人印刷機械が考えられます。
またこの5社以外にも
多くの投資を考えることができる企業が
中国株式市場には多く上場しています。
企業訪問した企業では
その中の1社ということで検討ができる企業群です。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年1月24日(月)

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