イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第438回
長期で見ていく

原油価格を決定していくには
実際に消費するような国だけではなくて
思惑だけで今後原油が上がっていくのか、または下がっていくのか、
上がっていくのなら
自分たちでそのような産出できる地域を押さえて
投資で利益を膨らませていこうと考える人たちが
出てきて当然です。

ここで本当に必要な原油を手当てするだけではなくて、
原油を巡りいろいろな所からお金が入ってきて価格が決まります。
また原油産出国の思惑、必要な国の思惑、
投機資金の思惑等が入ってきます。
石油関連では2002年初頭から
利益を拡大させる為に大きな投機資金が入ってきました。
ですがこれは原油価格の問題です。
現在石油に関しては
今後数十年先までの投資を考えることはできますが、
それ以降のことは石油採掘量の問題から考えますと
石油枯渇問題等ではリスクを背負っていきます。
ですから今度は石油ではなくて
天然ガスが将来は脚光を浴びていく可能性が
大きくなってきています。

原油価格に関しては今後もいろいろな思惑で
価格でも動いていくでしょう。
ですが、石油からガスに関心が移っていった時には
今度はガス関連企業とガス開発への企業への投資、
および発掘国への感心に移っていきます。
石油関連では今後数十年は関心がでてきて
業績でも伸びていくでしょう。
ですが、その後成長していく
ガス事業への投資も視野に入れていくのでしたら
長期投資での業種でも
ガス開発企業およびガス発掘で期待できる国を考えて
投資を考えていく必要があります。
株式投資では産出国の思惑、必要な国の思惑、
投機資金の思惑でも株価が動いていきます。

またこのような企業への投資を考えた時には
1年、2年という短期投資では結論はでません。
それこそ長期で十数年単位で投資を考えていく必要があります。
もしこのような企業に投資したのでしたなら
毎日の株価を気にすることはありません。
逆に毎日の株価動向を見ていきますと
株価の値上りが気になり
利益でも数十%だけで満足してしまうかも知れません。
本当の利益を得たいのであれば
10年くらいは株価を無視して見ないという方法もあります。
利益でも最低で10倍以上にならないと売却しない、
というくらいの気持ちでいたほうがいいでしょう。
このような企業に対しては15年、20年とほうっておいた方が
投資したお金に対しても大きく
利益を膨らませていける可能性が大きい企業です。
株式投資では、国が発展していくのに必要な業種ならば
株価でも大きく上がっていきます。
石油やガス企業だけではなくて
中国で伸びていける業種に対して全般にいえることです。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年2月9日(水)

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