イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第448回
盗られました。

フランスではフランスフランからユーロに切り替わって
失業率では減ってきました。
ですが、失業者がいなくなったわけではありません。
フランスの街中を歩いてみても
若い20代の失業者が寒い路上で
目の前にお金を入れるような缶や入れ物を置いて
物乞いをしています。
また浮浪者は冬の街空の石畳に毛布のようなものを強いて
寝ている姿が見受けられます。
この姿は先進国でも発展途上国でも同じです。
日本の国は豊かといってもそのような人もいます。

2月のフランスでのこと、
その日は非常に暖かい日で昼の時点では
セーターでも歩いていたら寒さは感じませんでした。
むしろ日本のほうが雪が降るくらいの寒い日でした。
夕方になっても非常に暖かかった日です。

夕方の5時半過ぎまで
(日本時間ですと真夜中の1時半)パソコンで
作業をしていてパリの街中に出かけました。
出かけた場所はルーブル美術館の近くのホテルです。
ルーブル美術館の近くのホテル内で
食事の約束をしていたからです。

暖かい日でしたのでコートの前を開けていました。
待ち合わせのホテル近辺に行った時間が6時過ぎで
会食には20分程度時間がありましたので
ルーブル美術館横のお店を冷やかしながら
美術館横の壁画のモニュエントを見ながら
楽しんでいました。

待ち合わせの時間も押し迫ってきましたので
ホテルに向かって歩いていると
女性とその子供2人が物乞いをしています。
思わず少ない金額ですがお金を渡していました。
ですが、それが悲劇の始まりでした。

信号を渡っている間にその3人は
私の体を触ってもっとお金をくれと言います。
この時点でまずいことになったと思ったのですが
何を言っても離れません。

そのうちの2人いるうちの
左の子供の手がすばやい手つきで
右側の背広の懐に手を入れたのがわかりました。
この出来事は数十分の一秒です。

信号を渡ったところで追い払い
右ポケットに何が入っているかを頭の中で確認し、
(街中で懐からものを出して確認は絶対できません。)
手探りで何がなくなったかを確認しましたが
その時点では大丈夫でした。

食事で約束のホテルに入り
席に座ってからおもむろに確認しました。
財布は左ポケットに入っていましたので
財布は大丈夫だろうという確信はありました。
ですが問題は右のポケットです。
右のポケットには手帳が入っています。
確かに手帳は大丈夫でしたが、
その中に挟んであった物がなくなっていました。
それは今日の食事の後の
「リド」というところに
「ショウ」を見に行く予約の席表と、
次の日のセーヌ川の夕食での予約表でした。

結局はその予約券が被害にあったわけです。
盗られたために
もう一度予約を確認しなければいけない手間がかかります。
残念ながらその手間が今回の被害でした。
今回のことは個人での被害でした。
では中国での企業間での商慣習ではどうでしょうか。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年2月23日(水)

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