イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第453回
2080年?

中国が先進国の仲間入りをする時期は2080年という統計があります。
2080年というと今年は2005年ですから75年後という事になります。
では果たして75年もかかるでしょうか。
日本は1945年に第二次世界大戦で敗戦国になりました。
そして日本のバブルがはじけたのが1989年です。
日本が発展してきた期間は44年間でした。
その間に日本は発展途上国から中進国、先進国になり
そしてバブル崩壊という順番となっています。
日本が成長したこと自体、
東洋の奇跡とまで言われた時期があります。

では中国はどうかといいますと、現在発展途上国の段階です。
先進国の仲間入りを果たすには75年もかかるでしょうか。
中国の発展を見ていると2080年までかからないでしょう。
実際はその半分の2040年前後には
先進国の仲間入りを果たすと思います。
今まで沿岸部の発展を維持してきたのは
内陸部の労働者(民工)でした。
内陸部の豊富な労働者は
今後も長期で維持できると思っていました。
ですがその労働者も現在は内陸部の発展により
沿岸部の企業にとっても出稼ぎ労働者不足となってきました
このように発展する国は成長もスピードが速いのです。
ですから2040年といわずに
2030年前後には先進国の仲間入りをする可能性だってあります。

中国の株式市場でも国家が発展すると同じように伸びていきます。
また株式投資では発展していっている間が
大きく企業も伸びていきますので
投資でも大きく利益を出すことができる時期です。
ですから2030年に先進国の仲間入りを果たしたとしても
25年間は中国株投資で
大きく膨らませていくことができる期間になります。
また、先進国の仲間入りをしたとしても
そこで成長が終わってしまうわけではありません。
その後どこまで中国の経済が発展していけるかを
見ていく必要があります。
日本は先進国の仲間入りをした後に
バブルが弾けた1989年まで成長を続けていくことができました。
中国も先進国となった後も発展していきます。
ですが、いずれは日本と同じように
大きく発展していく時期は終焉をむかえます。
ですから先進国の仲間入りをした後
今度は中国がどこまで高い成長率を維持していくことができるかを
投資では見ていく時期に入っていきます。

中国株式投資ではまだ発展段階ですので
株価でも大きく下げることもあれば上がっていく事もあります。
ですが経済は上下しながら基本的には右肩上がりですので
安心して株式市場に投資ができる時期です。
逆に先進国となったときには
中国株式投資では気をつけていかなければいけません。
いつか高度成長が止まっていく時が来るからです。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年3月2日(水)

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