イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第509回
投資時期

元切り上が騒動では
年内いっぱいは何かと揉める事態となるでしょう。
ですのでここは長期の持久戦で投資の相場を見ていき、
株価でも下がっていっている時期に
安く仕込むようにしていくことです。
年月でいえば2005年と2006年に
どのような投資の仕方をするかによって
利益率でも大きく違ってくる相場となるでしょう。
中国株が世界に本当に認知される時は
中国の元が本当の変動相場制に移行したときですが、
そうなるにはまだ数年かかります。
時期に関してははっきりとはしませんが、
北京オリンピック時期あたりに何か出てくるかもしれませんが。

中国株が下がったのは最近ではSARS(新型肺炎)が流行ったとき、
鳥インフルエンザが流行したときには
旅行関係企業や輸出入関連企業が打撃を受けて
株価指数でも下がりました。
現在回復している企業もありますが、
まだ影響が残っている業種もあります。
最近株価が下がっている理由は企業業績云々ではありませんでした。
株式市場では企業の業績だけで動いているわけではありません。
株式市場は人気投票の場でもあります。
欲しい人がいなくなれば株価は下がります。
株式市場に投資する投資家が
株価に対して先行きまだ下がりそうだ、
または不安心理が働いた時には投資する人が少なくなります。
SARSや、鳥インフルエンザで投資家の心理が冷え切った時は
投資していく投資家が少なくなりましたので
株価でも下がったわけです。

株式市場でも同じ面を持っています。
100円の価値がある株を100円で売りたいと思っても
買う人がいなければ100円より安く買えます。
ですが、100円のものでも買いたい人が多い場合には
値が競り上がっていき150円でも
時によっては1000円でも買う人がでてきます。
今は買いたい人がいない時期です。
ですが、優良企業の株価が下がることは
決して悪いことではありません。
安く購入できる時期となります。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年5月19日(木)

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