イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第533回
親会社から資産買収

中国石油天然気(ペトロチャイナ、コード:0857)が
親会社の中国石油天然気集団公司(中石油集団)から
海外資産を買収することで合意した、と今日発表しました。
買収する企業は中石油集団傘下の
中油勘探開発有限公司の出資持分50%を
207億4125万元(日本円で約2694億3000万円)で、
買収は年内に行なう予定です。
中油勘探開発有限公司は
海外での石油・天然ガスの探索や採掘をしており、
地域では、アルジェリア、カザフスタン、アゼルバイジャン、
エクアドル、ペルー、インドネシア、オマーン、
ニジェール、チャド、カナダなどの10カ国となっています。

今回の買収でペトロチャイナの石油・天然ガス貯蔵量および生産量は
それぞれ4.31%、5.41%増加する見通しです。
特に海外での貯蔵量は10倍と大幅に拡大すると見られています。

また、中海発展(チャイナシッピング、コード:1138)は
親会社の中国海運(集団)総公司から
資産注入が実施される可能性があると発表しました。
中国海運(集団)自身が現在再編計画を検討しており、
同社への資産注入案も入っているということです。
もし、資産注入(アセットインジェクション)された場合は
同社の事業規模も50%以上拡大することが予想されます。

特に「親会社の中国石油天然気集団公司から海外資産を買収する」
という事は優良事業を
ペトロチャイナに資産注入(アセットインジェクション)する
ということですからペトロチャイナにとっては
利益を拡大していけることになります。
中海発展の場合もそうです。
このような事ができるのが親会社が権益を持っていて、
子会社が上場した時に受けるメリットです。
上場企業でも多くの企業が親会社のもとから、
または省や市の応援があって上場した企業があります。

一例から
・広東電力(コード:200539)
 バックに広東省電力集団公司がついている
・華能国際電力(コード:0902)
 華能国際電力開発公司の傘下企業
・深セン高速道路(コード:0548)
 深セン市の高速道路運営会社
・中国糧油国際 (コフコ、コード:0506)
 中国政府系食品大手の傘下企業

このような企業に関してはこの分のメリットも視野に入れて
投資を見ていく必要があります。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年6月22日(水)

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