イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第534回
中国とほかの国とのつながり

中国が長期的に安定した成長をしていくには
まだまだ解決していかなければいけない多くの課題があります。
ですが、中国経済が今後発展していくことは
中国の成長だけの問題だけではなくなっています。
中国の経済が発展していくことで
ほかの国の経済にも大きく影響を与えるようになってきており、
今後その影響は大きくなっていく一方でしょう。
中国の製品がアメリカに輸出され、
対中貿易で大きな赤字となっているために
アメリカは中国に対して
中国の通貨、元の切り上げを迫っています。
日本の企業も反日デモの影響はあるものの、
今後中国が発展していくことには疑いのない目で見ており
中国市場に対して生産の面からも消費国という面からも
進出を行っていく企業は増えていくでしょう。

資源確保では
オーストラリアやロシアとの関係も深まっていくでしょう。
欧州からも中国の成長とともに企業が進出していくでしょう。
また、中国の企業も今後世界の市場に進出を加速させていきます。
中国経済が成長していくということで
今後も各国企業の思惑が交じり合って経済は動いていきます。

中国だけが成長するのではなく、
中国の発展とともに周辺国を巻き込み
世界経済と大きく結びつきながら成長していきます。
ですので中国の発展だけに目を向けるのではなく、
ほかの国でもどれだけ恩恵を受ける国があるのか。
またほかの国の企業でも
どこまで中国経済の影響を受けて伸びていく企業があるのか。
中国国内の企業に投資を考えるとしても
海外の企業との提携や合弁事業が
どこまで中国企業にとって
プラスになっていくのかもみていかないと
正しい投資判断ができません。

人間だって一人だけで生きているわけではありません。
周りに大勢の人がいて、仕事があっていろいろなものを生産し、
販売していくことによって
生活必需品でも多くのものが供給されて回転しています。
この関係を崩さないようにするには
お互いの利害を尊重して付き合っていくことです。
その関係が大きくなったのが世界各国とのつながりです。
個人の場合もありますが、国と国との関係では外交問題を進め
お互いの利益を尊重しながら話し合います。
お互いの国と国の企業同士も事業を中心にして
お互いの利益を尊重しながら発展していくことを目指しています。
ですので片方の企業だけを見て判断するのではなくて、
お互いの企業の成長性を見て
投資を考えていくことが必要になってきます。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年6月23日(木)

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